22/11/22 ひたちなか市 スマイルあおぞらバス。
〜コミュニティバスの役割と経緯〜~
ひたちなか市企画部企画調整課。
スマイルあおぞらバス 23/1/26撮影。

■ひたちなか市・あおぞらバス以外の公共交通。
*JR常磐線・勝田駅・佐和駅。
特急ひたち・ときわが運行・東京まで約80分。
佐和駅は東西自由通路・東口整備中・2023年夏に完成予定。
*JR水郡線・常陸青柳駅・常陸津田駅。
*ひたちなか海浜鉄道湊線・ひたちなか市と茨城交通が出資の第3セクター鉄道。
勝田駅〜阿字ヶ浦駅間を運行・所要時間約30分。
*路線バス。茨城交通(株)、勝田営業所・那珂湊営業所が拠点。
勝田駅・那珂湊駅・海浜公園西口など市内主要道路を運行。
■スマイルあおぞらバスとは、高齢で車を運転しない人・車のない人の生活の
足として、路線バスが運行しない地域と市内各拠点をつなぐバス。現在路線は8
コースある。勝田西・那珂湊・勝田北・勝田中央・勝田南・佐和・田彦 金上・
平磯 那珂湊。
■スマイルあおぞらバス導入の経緯。
■1995年・東京都武蔵野市にコミュニティバス「ムーバス」ができる。
■2002年・路線バス廃止の規制が緩和され、全国的に不採算路線廃止が相次ぐ。
公共交通の廃止に対応する市の研究会ができる。
■2004年・研究会が公共交通に関する報告書を作成。
■2005年・報告書を受け自治会連合会で意見交換・コミュニティバス導入を決
め自治会に説明。
■2006年・市の数10の路線が廃止される。コミュニティバスの名称を募集・ス
マイルあおぞらバスに決まる。バスの運行を開始・勝田西・那珂湊コース。
■2007年・勝田北・勝田東・市内循環コース追加。
■2012年・コース変更・勝田東→勝田南・市内循環→勝田中央。佐和コース追
加。
■2016年・田彦 金上コース追加。
■2018年・平磯 那珂湊市街地コース追加。
■茨城県44市町村のうち25市町がコミュニティバスを運行している。山間部
は乗合タクシーが多い。
■茨城県で最も規模の大きいコミュニティバスは、つくば市のつくばす・全25
台の車両で運行中。
■水戸市は市街地は民間路線バス・山間部は乗合タクシー・コミュニティバス

は運行していない。
■スマイルあおぞらバスの概要
■運行事業者・2社ともひたちなか市から事業委託。
茨城交通(株)・(株)さくら交通。
■車両・2車種。日野自動車・ポンチョ・35人乗。トヨタ・ハイエース・9人乗。
■運賃・1回の乗車につき100円。
■停留所の数延べ346箇所・ルート合計の系統距離数約200km。
■利用者が多いところは海側の大型ショッピングモール・勝田駅・佐和駅・那
珂湊駅・医療機関・スーパーマーケット。市民の足としての役割を一定程度果
たしている。
■スマイルあおぞらバスの中ドア付近には車両により異なる絵が描いてある。
■スマイルあおぞらバスの今後。
地域の住民からの要望などを参考に、新コース開設・停留所設置・利便性の向
上を図ってきた。今後も地域住民要望をもとに路線の改変を行い利便性の向上
に努める。2023夏に佐和駅東口開設に合わせルートの見直予定。佐和駅と市内
地区をつなぐルートを考えたい。