22/9/14 ひたちなか市の生産遺跡。一埴輪一
ひたちなか市生涯学習講座。
稲田健一先生 埋蔵文化センタ
●● 群馬県高崎市井出町 上毛野かみつけはにわの里公園11/11/13撮影。

■埴輪は古墳の上や周りに立て並べられた土製の焼き物。
■埴輪は儀礼の際に食物を捧げた壺とその壺を置く台が変化した。
埴輪は岡山県がはじまり。その後近畿にきて、ひたちなか市にもやってきた?
埴輪をつくる集団が移動して埴輪をつくった?
埴輪には朝顔型・円筒の円筒埴輪と家・人物・動物の形をした形象埴輪がある。
●● 群馬県高崎市井出町 上毛野かみつけはにわの里公園11/11/13撮影。
内堤にある人物と動物の埴輪。

■古墳時代と埴輪・古墳時代における重要な祭祀ツールとして出現・当初から 使用される。
墳丘形態や埋葬施設構造の変化とともに配置や意味が変化。
前方後円墳の消滅とともに埴輪も見られなくなる。茨城県では遅れて消滅。
●● 群馬県高崎市井出町 上毛野かみつけはにわの里公園11/11/13撮影。
古墳に石が多く用いられている。

埴輪6000達成。

■馬渡埴輪製作遺跡。
1964年・勝田三中の生徒が馬形埴輪を見つける。
1965年・明治大学の大塚初重が現地踏査・埴輪製作遺跡であることがわかる。
1965〜1969年・明治大学・勝田市が7次にわたる調査。
その後も調査を実施・1965年から計21回の調査を実施する。
●● ひたちなか市馬渡大字向野 馬渡埴輪製作遺跡11/11/12撮影。
遺跡跡配置。  

■調査でわかったこと。
遺跡の時代は5世紀後葉〜6世紀。遺構は窯跡20基・住居跡2基・工房跡12基・
粘土採掘跡25ヶ所以上。粘土を採掘・工房で埴輪を製作・
乾燥させて窯で焼き上げる・埴輪製作の一連の遺構がそろっている。
1969年・国の史跡に指定される。
●● ひたちなか市馬渡大字向野 馬渡埴輪製作遺跡19/6/27撮影。

●● ひたちなか市馬渡大字向野 馬渡埴輪製作遺跡11/11/12撮影。
斜面を利用した登り窯があった。

●● ひたちなか市 馬渡埴輪製作遺跡公園 19/6/27撮影。
ハナショウブの咲く公園となっている。

■水戸市にある復元古墳。
●●水戸市牛伏町 くれふしの里古墳公園11/12/11撮影。