20/10/13 ひたちなか市 ひたちなか市の歴史。
那珂台地の成り立ちと自然
ふるさとの原始・古代の遺跡を学ぶ
佐野コミュニティーセンタ
鴨志田篤二先生。
[ ]はhp制作者メモ。
1■表紙
乳飲む子を抱く埴輪。
大平古墳群の前方後円墳黄金塚古墳より出土。
乳児を抱きかかえる造形。

2■はじめに。
■平磯町〜磯崎町の海岸。
那珂層群・中生代白亜紀の地層。
[7,500万年前?]
アンモナイト、異常巻き。
■海上に奇妙な形をした岩がある。
箱型のため箱磯・
梵字のアに似ているため阿字石・
護摩壇に似ているため護摩壇石
などといわれた。
[阿字ヶ浦はこの岩の名に関係している?
酒列磯前神社・静神社・
東海村豊受神社・村松大神宮・
村松虚空蔵堂
の神仏は
海上に奇妙な形をした岩に
来臨したといわれる?]
現在は清浄石と呼ばれる。
仏教のことばを嫌った光圀が命名したという。

3■地形から読み取るふるさとの姿。
■北西から南東に水が流れている。
■鮭の南限。
■ハマギク
市の花。
沿岸に自生。
南限となっている。
[市の木イチョウ・
市の鳥ウグイス]
■イワレンゲ。
沿岸に自生。
北限となっている。
■オオウメガサソウ。
沿岸に自生。
南限となっている。
■植物の南限・北限のものが多い。
多種の植物をみることができる。
■馬渡のオシンメサマ。
東北地方にあるオシラ神信仰と同系。

4■旧石器時代。
■人類の誕生
45.5億年前・地球誕生。
500万年前・人類誕生。
500〜80万年前・猿人。
80〜15万年前・原人。
[50万年前・関東ローム層の形成]
15〜3万年前・旧人
3万年前〜・新人・日本に人が住み始める。
[200万年〜1万年旧石器時代]
[2.5?万年前・姶良あいら火砕噴火。
火山灰が日本各地に積もる]

■武田西塙遺跡柱状図
[1.2万年前・Nt-I男体今市テフラ。
2.5万年前・AT姶良Tnテフラ。
3.2万年前・Ag-KP赤城鹿沼テフラ]

5■縄文時代と貝塚。
人が食した貝の殻が堆積してできた遺跡。
三反田。
和田貝塚・前期。
上ノ内貝塚・中期。
蜆塚貝塚・早期・前期・中期・後期・晩期。
等などがある。

6■三反田蜆塚貝塚。
貝塚からの出土品。
■土器。前期から晩期まで。
■石器。
旧石器・磨製石器・打製落暉・
石鏃・石槍・石錐・石匙・
碧玉製垂飾・石棒・石剣・
石皿・磨石・凹石・石錘。
■貝製品。
貝輪・貝刃。
左腕に装着された13個のブレスレット。
■土製品。
土偶・耳飾り・垂耳飾り・
円盤・土錘。
■自然遺物。
ほ乳類。
ヒト・クジラ・
イノシシ・シカ。
鳥類。
オジロワシ・タンチョウツル・カモなど。
魚類。
スズキ・クロダイ・サメ・ボラ・
カツオ・フグなど。
貝類。
クロアワビ・サルボウカイ・
ハマグリ・ヤマトシジミ・
イワガキなど。

7■茨城県の弥生時代終末。
稲つくり。織物。
魏志倭人伝。
魏志
中国の魏220〜265の史書。
[三国志は中国の後漢末期から三国時代。
群雄割拠時代。
180年〜280年頃の興亡史。
卑弥呼175?〜248年。
ドラマ・映画をみると
中国と日本の文化の違いに驚く。
とても同じ時代に思えない]

8■東中根遺跡の炭化米。
東中根遺跡から多くの炭化米が出土。
米がどこから来た種類のものかは不明。

9■
391年・倭の軍が百済・新羅を破る。
404年・倭の軍が高句麗と戦って敗退。
478年・倭王武が宋の皇帝に上表文。

[広開土王碑。
広開土王碑は中国吉林省にある。
高句麗国王広開土王の功績を記す]

10■弥生時代から古墳時代。
■梵天山古墳・古墳前期。
[常陸太田市・前方後円墳・全長160m]
■舟塚山古墳・古墳中期。
[石岡市・前方後円墳・全長186m]

11■古墳時代の遺跡。
埴輪。
古墳の上や周囲に建て並べられた。
円筒埴輪・形象埴輪がある。
■形象埴輪。
人物・動物・器材・家屋。
■馬渡埴輪製作遺跡。

12■馬渡埴輪製作遺跡。
5世紀末〜6世紀頃に埴輪を作った。
粘土採掘・形を作る・焼き上げを
おこなった。
製作者たちの住居もあった。

13■ふるさとの古墳時代。
■古墳の地域。
太平洋岸・
那珂川左岸・
中丸川流域・
本郷川流域・
大川流域・
新川流域。
■那珂川左岸の古墳の変遷。

14■虎塚古墳。
全長56.5m。
埴輪はなし。
後円部が大きい。
石室は一枚岩。
山寄式の墳丘の構築。
7世紀初頭の構築。
茨城県で最終の前方後円墳。

■横穴式石室。
両袖型玄門付横穴式石室。
石室の石材・軽石凝灰岩(部田野石)。
■石室内の遺物。
遺骸成人男性・
小太刀・刀子・
毛抜形鉄製品・やりがんな・
透かしのある鉄板。
■石室前庭部の遺物。
鉄釧・鉄製環・鉄釘・
笠鋲状・鉄鍬・土器類。

■奥壁の壁画。
白色粘土の下塗り。
■上端・下端の三角蓮接文。
■奥壁中央の上下蓮接三角文・
環状文(幾何学文)
鞆形図文・靱形図文・
太刀形図文・槍・鉾形図文・
線刻円文。
■東壁の壁画。
白色粘土の下塗り。
上端の三角蓮接文・円文と双頭渦文・
靱形図文・楯形図文・井桁形図文・
頸玉形図文・さしば形
図文・鎧形図文・凹字形図文。
■西壁の壁画。
白色粘土の下塗り。
上端の三角蓮接文・円文・弧線形図文・
鎧形図文・凹字形図文。

15■石室の発見。
1973年・横穴式石室内部に装飾壁画がみつかった。

16■ふるさとの古墳時代。