20/2/25 那珂市本米崎 上宮寺定例法座 真宗本願寺派。
[ ]はhp制作者メモ。
門のところに咲いたカワヅザクラ?

■全員で正信偈を称える。
■前住職。
如信上人は報恩講出席のため
45歳から65歳まで
毎年京都まで歩いた。
20年間続けた。
大網から京都まで800km。
往復1600km。
この前京都から上宮寺まで
如信上人をしのび歩いた。
よかった。
歩かないとわからないことがある。
向かい風で雨の日は、
思わず念仏を称えた。
阿弥陀如来に助けてもらった。
途中気になったことがある。
食事は食堂などでたべた。
誰も手を合わせてから食べない。
唯一、中学生くらいの女の人が
手をあわせるのをみた。
多くの命をいただいている。
食事の前には
多くの命に感謝し
合掌してからたべたい。
■山名義一師 千葉県 了源寺住職。
■信心よろこぶそのひとを 
如来とひとしとときたもう
大信心は仏性ぶっしょうなり
[真宗の信心は、
阿弥陀如来のはたらき・
こころをそのまま素直に受け取ること。
信心は阿弥陀如来から頂くもの。
信心・阿弥陀如来のこころとはたらきを
喜ばせて頂くのは、
阿弥陀如来のはたらきを
繰り返し聞かせていただくことによる。
仏性すなはち如来なり]
■仏性ぶっしょう。
真宗以外の宗派では、
人は生まれたときから
仏性をもっていると考える。
修行でみがきあげる。
真宗は違う。
人は仏性は持って生まれてこない。
●[真宗では、往生成仏は
阿弥陀如来の本願力によるとする。
阿弥陀如来が衆生に与えられた信心を仏性とする]
●[唯信鈔文意には
この如来、微塵世界にみちみちたまへり、
すなはち一切群生海の心なり。
この心に誓願を信楽するがゆえに、
この信心すなはち仏性なり]
●[浄土経和讃。
信心よろこぶそのひとを 
如来とひとしとときたまふ
 大信心は仏性なり
 仏性すなはち如来なり]
■ひとは生まれる時。
手を握って生まれる。
何でも欲しい。
ひとは命を終えるまで
なんでも欲したがる。
[死ぬときは
何も持っていけない。
手をひらく]?
■梅の花。
寺に梅の樹がある。
生れる前からあった。
梅の花がさいた。
花の色が気になりよく見てみた。
1枚の花びらだとずっとおもっていた。
じつは2枚重なっていた、
60数年間何をみてきたのだ。
何も見ていなかった。
わかっているようでわからないことが多い。
●合掌。
真宗では、
いのちはいただくものと考える。
牛・豚のいのちをいただく。
生き物のいのちを
生れた時から頂かないと
生きられない。
食事の前に、手が合わさって
頭が下がる。
頭を下げるのではない。
頭が下がる。
下げると下がるでは意味がちがう。
お寺に来て聴聞をかさねる。
それにより信心をいただく。
仏心。
まことのこころ。
比べる世界・執着の世界ではない。
いただきます。
多くの命に支えられている。
多くの命をいただいて生きているいのち。
軽くはない。重い命。
南無阿弥陀仏。
阿弥陀如来からきこえてくる。
[阿弥陀如来の本願は
かならず救うまかせよと
南無阿弥陀仏のみなとなり
たえず私によびかけます]
■天候が変。
あたりまえがあたりまえでなかった。
上宮寺ではもう桜が咲いている。
コロナウィルスが発生。
ひとは見えないものに恐怖を覚える。
見えないものに不安になる。
しかし、見えない安心もある。
南無阿弥陀仏。
すべてわかっている。
まかせよと阿弥陀如来はいってくれる。
安心の人生をいただくのが法座。
■花をいけるはなし
[省略]
■差別・偏見・愛着のはなし。
[省略]
■作法の話。
[省略]
■葬儀のはなし。
[省略]
■阿弥陀如来にたよる話。
[省略]
■林水月和上のことば。
南無阿弥陀仏。
称え方が簡単でよかった。
[いざという時に正信偈は称えられない]
阿弥陀如来をたよる。
ひとりで迷っているのではない。
阿弥陀如来をたよれ。
●御文章 聖人一流の章。
聖人一流のごかんけの・・・
・・・・あなかしこ。

■前住職。
執着と愛着。
樹木希林さんは
必要なものを買わなかった。
本当に必要なものを買った。
余計なものをもたない。
やぶけたら縫う。
そうすると愛着がわく。
夫婦関係も同じ。
[あらそっても
お互いはなしあい・理解し合い・愛着がわく]
●つばき。
受けとめる 大地のありて 椿落つ
[どんな咲き方、散り方であっても
大地は必ず受けとめてくれる。
大地があるからこそ精一杯咲いて散れる]
コロナウィルス。
生老病死が頭に浮かぶ。
どのような最後になっても
阿弥陀如来がうけとめてくださる。
[安心して念仏を称える}
阿弥陀如来は大地のごとく私を支えておって下さる。

■掲示板のことば
ほほえみは 人一生の 身だしなみ
[偏見・偽りのない
心からのほほえみは
人の心を穏やかにする。
お互いを認めあい、
ほほえみを以って人に接する。
ものごとはうまくいく]