19/11/30 東海村 映画「ある町の高い煙突」
東海文化センター。
映画出演者とプロデューサーの
舞台でのはなしがあった。
■以前、
新田次郎の同名小説を前に読んだ。
その後、
鉱山記念館・鉱山の人の暮らした跡・
鉱山跡・大煙突など
歩いて見ていた。
足尾銅山の煙害にも興味がある。
興味ある映画だった。
■国策として銅の生産は必要だった。
銅の精製をすると硫黄・亜硫酸ガスの処理が難しい。
排煙が近隣の地域に広がる。
環境を破壊し、
人をはじめ動植物が
生きていけない地域をつくる。
国・資本家はそれでも生産を推進した。
■日立鉱山は銅の埋蔵量も少なくはなかった。
が、経営者久原さんは、
他鉱山の鉱石を買い製錬することを考えた。
精錬所は海に近く・都心にも比較的近いため?
現在、日立での銅採掘はやめているが
製錬はおこなっている?
鉱山記念館には南米・アフリカなど世界各地の
鉱物が多く展示されている。
製錬するために持ってきた鉱物と思われる。
■久原房之助さん・
日立製作所をつくった小平浪平さん
などでてくる。
■煙害被害地域入四間村青年の熱意・
日立鉱山渉外者の熱意が久原さんの良心を動かす。
■久原さんは煙突を高くすれば、
煙はほぼ地面に降りることなく
空中に拡散すると考えた。
当時の学者・業界の常識とは異なっていた。
久原さんは、政府を説得し、
高さ約150mの大煙突をつくる。
大煙突により煙害が一変。
■日立鉱山は自然環境を回復させるために、
オオシマザクラなどを植林した。
■大煙突をつくったから
煙害が無くなったわけではないとおもう。
人を含めた生物・植物が
生きていくうえで
なんとか許せる範囲までに
なったのか。
■自分の都合で
正しいと考えて
行うことでも
多くの人にものに傷をあたえることもある。
何が善で何が悪なのか??