19/9/8 常陸太田市久米 正念寺聞法会 真宗本願寺派。
[ ]はhp制作者メモ。
食べることに関係した仏教用語。
■懐石。
インドは暑い。
正午から翌日の暁まで食事しない非時食戒がある。
仏教はインドから中国に伝わった。
中国の夜は冷える。
そのため温めた石を懐に抱いた。
これを薬石といった。
その後、禅宗で身体を守るため
夕食として粥をたべるようになった。
腹を温める程度に食する料理ということで
懐石料理と呼ばれるようになった。
■舎利。
舎利は、[サンスクリット語]シャリーラの音写。
身体を意味する。
後に聖者の遺骨を意味するようになった。
釈尊の遺骨は仏舎利という。
■精進。
精進料理は肉・魚を使用しない。
葬式が終わり49日が済んだら精進明けという。
精進とは精魂込めて励み進むこと・努力精励すること。
殺生を行わず心身を清めるため
肉・魚のない精進料理ができた。
■食堂。
僧侶が食事をした堂を食堂じきどうという。
食事も修行のひとつ。
仏教は生活そのものであり、
食事はいのちの場であるという認識をもつ。
ひとは他のものの命を奪わないと生きていけない。
[食堂しょくどうのよみは明治以後。
学校に寮がある。
寮で食事する場所を食堂といった。
外で食事できる店を食堂といった]
■沢庵。
干した大根を糠と塩で漬けたもの。
臨済宗沢庵が漬けはじめたとので
沢庵とよふようになったという説がある。
■納豆。
納豆・豆腐は僧侶により中国から伝えられたという。