19/8/3 ひたちなか市 ひたちなか市市民大学講座 
第3回「マヤ文明の起源〜先古典期。なぜジャングルの中で文明が起こったか」
長谷川悦夫先生。  [ ]はhp制作者メモ。
●文明の発生は、大きな川があり肥沃な土地があること。
そこに人々が暮らす。その中から文明が発生する。
そして貧富の差が生まれる。
権力者がでる。
権力者によりピラミッドが築かれる。
と考えてきた。
●しかしマヤの場合はこの条件がない。
マヤの場合、
セイバルの遺跡から古い時代に
ピラミッドが作られている。
これは、
信仰を同じくした人が集まり作り出したもの。
文明が発生する前に、
ピラミッドはつくられていた。
その後、人々はその周辺に暮らした。
ジャングルでは、焼畑農業がおこなわれた。
川・火山があれば肥沃な土地となる。
セイバルの地はそれがなかった。
セイバルは塩がなかった。
塩を得るためにキャラバンを組織した。
工芸品・獣の皮などと交換した。
しかし、
なぜジャングルのなかだったのかは不明。

以下hp制作者メモ。
[●前10,000〜前8,000。石期。
モンゴロイド狩猟採集民が
アジア大陸からアメリカ大陸に進出。
●前8,000〜前1,800。古期。
トウモロコシやマニオクなどの栽培化開始。
●前1,800〜前1,000。先古典期前期。
マヤ低地で農民の小集団が季節的に移住。
トウモロコシなどを焼畑で栽培。
●前1,000〜前400。先古典期中期。
神殿ピラミットが建設される。
マヤ低地南部。
セイバル・ティカル・ナクベ。
マヤ低地北部。ショクチナセツ。
●前400〜前250。先古典期後期。
都市が発展。
マヤ低地南部。
エル ミラドール・ナクベ・ティカル・セイバル・カラクルム。
マヤ低地北部。エツナ。
マヤ高地。カミナルフユ。
■97頁
ティカルは、河川流域でなく、
雨期に水がたまる低湿地の近くに立地。
スペイン語でバホ。
一部は湖沼だった。
森林伐採。湖沼土壌浸食が進む。
堆積物がたまり低湿地になった。
湿地帯は東西にひろがっていた。
ティカルは、湿地帯から50m上の丘陵。
●都市形成の理由。
飲み水を確保。
肥沃な土壌。
水陸資源が豊富]