19/7/13 ひたちなか市 ひたちなか市市民大学講座 
「マヤ文明−中米で栄えた石器の都市文明」
第2回「メソアメリカの中のマヤ文明-アメリカ大陸の先スペイン期」
長谷川悦夫先生。  
[ ]はhp制作者メモ。
■人類の起源。
ひとはどこから来たか、
6万年前アフリカをでた。
モンゴロイド狩猟採集民がアジア大陸からアメリカ大陸に進出。
■人類のアメリカ大陸への拡散。
ベーリング海峡・当時は陸続きを歩いて移動。
北米・中米・南米へ移動。
現在のカナダあたりが難関な地帯。
無氷回廊ができ移動できた。
[最終氷期の終わり頃、12,000年前頃氷床が後退。
カナダ西部に回廊ができた]
[アジアの狩猟民がマンモスなどを追い
ベーリングを渡りアメリカ大陸に移動]
■文明とは何か?
文明とはピラミッド。
人が多く生活している。
ピラミッドをつくる力があることが、文明があること。
■メソアメリカとアンデス。アメリカ大陸の二大文明地帯。
●メソアメリカ。
中米地域。マヤ文明、テオティワカン文明、アステカ文明などが繁栄した地域。
●アンデス。
[南米、ペルーを中心とする太平洋沿岸地帯・アンデス中央高地に存在した文明]
■メソアメリカ文明の特色。
マヤ地域は3つに分けられる。
熱帯雨林の低地南部・サバンナ地帯の低地北部・気温の低いマヤ高地。
古典期には、熱帯雨林の低地南部に発達した。
■メソアメリカ・石器の都市文明。
何故鉄器を作らなかったか、理由は不明。
[作り方をしらなかったたけ?]
■マヤ地帯の環境。
焼畑栽培。
家畜がいなかった。
家畜を飼っていなかったため伝染病に弱かった。、
スペイン人がきたときに伝染病で多くの人がなくなった。

■マヤ文明の概観。
[マヤ文明の時期区分。
*前10,000〜前8,000。
石期。
  モンゴロイド狩猟採集民がアジア大陸からアメリカ大陸に進出。
*前8,000〜前1,800。
古期。
  トウモロコシやマニオクなどの栽培化開始。
*前1,800〜前1,000。
先古典期前期。
  マヤ低地で農民の小集団が季節的に移住。
  トウモロコシなどを焼畑で栽培。
*前1,000〜前400。
先古典期中期。
  神殿ピラミットが建設される。
  マヤ低地南部。セイバル・ティカル・ナクベ。
  マヤ低地北部。ショクチナセツ。
*前400〜前250。
先古典期後期。
  都市が発展。
  マヤ低地南部。エル・ミラドール・ナクベ・・ティカル・セイバル・カラクルム。
  マヤ低地北部。エツナ。
  マヤ高地。カミナルフユ。
*前250〜600。
古典期前期。
  マヤ低地の諸都市が神聖王を頂点に繁栄。
*600〜800。
古典期後期。
  マヤ低地南部で8世紀に人口が最大。
*800〜1.000。
古典期終末期。
  マヤ低地南部。多くの都市が衰退。
  一方以下は繁栄。
  マヤ低地南部。セイバル・ラマナイ。
  マヤ低地北部。チチェン・イツァ・ウシュマル・コバー。
*1,000〜1.200。
後古典期前期。
  チチェン・イツァ衰退。中小都市が林立。
*1,200〜16世紀。
後古典期後期。
  マヤ低地北部・マヤ高地を中心に多くの都市が興隆。
*16世紀〜1821。
植民地時代。
  1697年.スペイン人がマヤ文明最後の都市タヤサルを侵略。
*1821〜  。
現代。
  1821年.メキシコと中央アメリカ諸国がスペインから独立。
  800万人以上のマヤ人が、マヤ文化を創造し続けている。
「マヤ文明」岩波新書 青山和夫著による]