19/7/8 常陸太田市久米 正念寺聞法会 真宗本願寺派。
仏教に関係した言葉。
■行水ぎょうずい。
長阿含経じょうあごんぎょうにでてくる。
自ら手に水を汲み、食事を終えて行水する。
その後、仏事の前に手や口をすすぐことを行水といった。
神仏を祈る時に禊をおこなう。池などに入り水で身体を洗い清める。
その後、一般に広がった。
●風呂。
日本の風呂は仏教の伝来から始まった。
寺では身をきれいにすることは大切なこととされた。
多くの寺に風呂があった。
昔は湯と風呂に分かれ、今の風呂とは違う。
風呂は蒸し風呂。蒸気の中に入った。
一般の人は、水で体を洗う行水、または水で汚れを落としていた。
江戸時代には一般の人が銭湯に入れるようになった。
蒸し風呂が主流だった。
■喫茶。
喫茶という言葉自体は仏教独特の言葉ではない。
が、臨済宗の僧・栄西禅師が源実朝にお茶をすすめ、源実朝の熱病を治した。
以降、喫茶が広まった。
栄西禅師は「喫茶養生記」を書いている。
●9世紀のはじめ。
遣唐使の僧が、寺院で飲まれていた茶を日本へと伝えた。
●12世紀。抹茶にお湯を注ぐ。
●17世紀。お茶を湯に浸して飲む。
■豆腐。
豆腐という言葉自体は仏教独特の言葉ではない。
遣唐使の僧が日本へ伝えた。
寺に普及し、その後一般の人々に広まった。