18/11/28 常陸太田市谷河原町 西光寺報恩講 真宗大谷派。
< >はhp制作者メモ。
■13:00 お勤め。
三奉請・表白・正信偈など。
●金子大榮作「親鸞」を全員で朗読。
昔、法師あり 親鸞と名づく・・・よろこびつくることなし
■住職さまのはなし
先の人があって今がある。
念仏を称え、これからも一生懸命生きていく。
念仏はおまかせの世界。
■法話。
延方量昭師 真宗大谷派称念寺住職。
親鸞さまは、11月28日に90才で生涯を終えた。
報恩講は、親鸞さまはじめ、
念仏の教えに生きられた先達を思い、
その恩徳に感謝し報いる法要。
門徒にとって一番大事な御仏事。
真宗で一番大切な日、恩に報ずる集まり。報恩講。
恩は「みのり」・報は「しらせる」の意味もある。
おみのりをしらせるという意味もある。
●茨城県鉾田市にある称念寺。
称念寺の門徒は北陸から来た。
江戸中期から幕末にかけて、北陸から稲田他多くの地域に20万人移住している。
住職も一緒に移住している。
称念寺門徒の祖先は、
一旦友部・宍戸唯信寺にもらい受けてもらった。
その後鉾田に移住した。
鉾田旭村への移住者は32 軒だった。
そこから180年たっている。現在6代目住職になった。
あばあさんの話をきくと、むかしは門徒の方でお寺はいっぱいだった。
御御堂が狭かったので、賽銭は棒の先にかごをつけ入れてもらった。
御御堂しか移民の人の居場所がなかった。
移民の人は、地元に住んでいた人に差別をうけた。
移民の人はお互いに肩をたたいてがんばった。
一俵のもちをつきお飾りにする「お取越」というのがあった。
住職が一軒一軒廻る。「お取越」は報恩講のこと。
●本山に30人でいってきた。
本山のお斎をはじめてごちそうになった。
社長が酒を注いで廻っていた。給仕もしていた。
称念寺では本山の報恩講に2年に1回いっている。分骨を納めてくる。
分骨を親鸞聖人のお墓に入れてもらう。
●京都にある禅宗のお寺、鈴虫寺にいってきた。
すずむしがいつも鳴いている。30分の法話が聞けて人気のあるお寺。
法話は、裕福になると助け合う必要がない。
・・・しかし、一人ぼっちになってしまう。
●親鸞さまの生涯について。
・・・省略・・・
親鸞さまは、88歳の時に関東の門弟に手紙を書いている。
手紙には、法然聖人は、浄土の教えに生きる者は愚者になって往生すると言った。
「愚者になる」大切さを関東の門弟に書いた。
「愚者になる」とはどういう事か。
バカ者・おろか者と呼ばれるのはいやだ。
親鸞・法然の愚者から学ぶことが多い。
<愚かとは、教養の有無ではなく、人間の誰もがもつ欲望・自分の都合などか??
「愚者になる」とは、愚かな生きかたをしている自分を知るということ??>