18/11/19 常陸太田市久米町 正念寺 報恩講 真宗本願寺派。
■11:00 法話 祖父江佳乃師 
愛知県真宗大谷派有隣寺住職。
●御文章より安心の一義
当流の安心の一義といふは、
ただ南無阿弥陀仏の六字のこころなり。
・・・・
たとへば南無と帰命すれば、
やがて阿弥陀仏のたすけたまへる
こころなるがゆゑに、
「南無」の二字は帰命のこころなり。
「帰命」といふは、衆生の、
もろもろの雑行をすてて、
阿弥陀仏後生たすけたまへと一向にたのみたてまつるこころなるべし。
このゆゑに衆生をもらさず
弥陀如来のよくしろしめして、
たすけましますこころなり。
・・・あなかしこ。

●息をひきとる。
息を引き受けさせていただく。
最後の息。
死ぬということ。
このような大事に気づかさせていただく。
命日という。
命の日。
おみのり。
念仏をいただく。
衆生済度。

●信心。
他力の信心。
手を合わせる。
右手ごはん。
左手おしり。
良いことも悪いことも。
自覚する。
合掌。
頭をさげるしかない。
礼拝。
念仏をいただく。
阿弥陀如来、
はかることができない。
無量。

●自分の価値感。
自分の物差しはかわる。
いい加減なもの。
あばたもえくぼ。
そのままでこいよ。
仏壇の花。
本当は仏を向くはず。
仏のはからいにより
私たちに向いている。
白い花・黄色い花・赤い花
変わることはできない。
ひとりひとりに願われたいのち。
だからひきうける。
そのままこいよ。

●ごはん。
いのちをいただいている。
他の命を奪う。
殺すこと。
ごはんを食べるとは悪いことになる。
願われている。
南無阿弥陀仏。
生きていることは、
奪っている。
殺している。

●人とくらべるしかないか。
郡上八幡の知り合いのお寺。
今年、大風で鐘つき堂が倒れた。
何とかしなくては。
私にできることは。
よかった我が家じゃなくて。
その方とくらべ私の方がましだ。
こんな心をもっている。
いかり・ねたみ・そねみ。
煩悩具足でいっぱい。
だから手を合わせる。
こんな私のことを願ってくれている。
阿弥陀様。
如来。
如とはそのまま。
来るが如し。
願われている。
念仏をいただく。
南無阿弥陀仏。
帰命。
浄土に帰られるから
南無。
いつも選んでいる
分け。すて。
人生別れどうし。
生老病死。
母と一緒。生れてくる。
別れる・経験する。
だから生きていける。
生れいずる悲しみ。
人生しんどい。

●二河白道。
10pの道。
後ろを振り向けない。
煩悩。
洪水 いたみ ねたみ。
いけと釈迦がいう。

●きけよ。
真宗は聴聞に限る。
聞法道場。
きき続けていくことが大事。

●親鸞さま。
9才で得度。
比叡山・・・・
比叡山には3000の坊舎があった。・・・
20年苦行・難行。
29才で山をおりた。・・・
同じところで、
男女一緒・
地位に関係なく・
老いも若きも関係なく
南無阿弥陀仏。
南無阿弥陀仏。
・・・
鈴虫・松虫
「お坊さんにしてください」
・・・鴨川の水は海に行く 
わたしはどうなるかわからない 
このみはけがれている
心も穢れている。
そのとき南無阿弥陀仏にきづいた。
本願に気づいていない人に伝えたい。
この黒髪は煩悩。
・・
法難にあう。
法然四国流罪、親鸞越後へ遠流。
・・・
親鸞「名前まで変えられた。何故流罪」
法然「うらむでない。かんがえてみよ。
京都で念仏をいただいた。
南海四国・越後はどうか。
いただいていることに気づいていない人がいる。
ひとりでも多くの人に伝える。
わしらは阿弥陀仏様の御使いだ」
法然「別れゆくみちははるかにへだつとも  
こころは同じ 花のうてなぞ」
親鸞「会者定離 
ありとはかねて聞きしかど
きのう 今日とは思はざりしを」
これなお師教の恩致でございます。
たとい、
法然聖人にすかされまいらせて、
念仏して地獄におちたりとも、
さらに後悔すべからずそうろう。

■13:00 お勤め。

■14:00 祖父江佳乃師 愛知県真宗大谷派有隣寺住職。
●正信念仏偈。
蓮如上人が皆で称えられるようにした。
聴聞が大事。
正信は、正しい願。
偈は、喜びの歌。
●手をあわせる。
よいことも・悪いことも両方持ってのわたし。
ちゃんと救ってくれる阿弥陀如来。
手を合わせずにはおれない。
シワ・シミがある手。
いいこと・悪いこと全部つかんできた。
●親鸞さま入滅。
口に世事をまじへず、
ただ仏恩のふかきことをのぶ。
声に余言をあらはさず、
もつぱら称名たゆることなし。
親鸞さま90才で老衰で入滅。
付き人が背中なで
足の甲をさわったとき泣いた。
親鸞さまの足は、
あかぎれ・ひびわれ・さくれ・わらじぐいがある。
親鸞さまの布教のご苦労がしのばれ、
尊くてなみだが流れるといった。

●人生いいことばかりではないはず
いきぬいてられた。
手をあわせてきた。
南無阿弥陀仏。
先に手をあわせてくださった人がいた。
父・母・おじいちゃん・おばあちゃん。
手を思い出してください。
南無阿弥陀仏といって合掌していた
先にみちびき先をとむらう
往生
南無阿弥陀仏
念仏をいただいたとき
先を訪う
声なき声をきいていく・姿なき姿をおいかけ思い出す。
手を合わせる。それを訪うという。

●息をひきとる。
息をひきとらせていただく。
瞬間、瞬間が大事。
命日という。
浄土に急ぎ帰りたいか。
いただいた喜び。
続かない
いかり・ねたみ・そねみ。
煩悩具足の私。凡夫。
いただいたいているか
喜びは続かない。
そのまま引き受けてくれる。
たまわりたる念仏。
念仏のはたらき信心。
●妹のはなし。
よしの・ひさの・とものの三姉妹。
30年前に妹の心臓うらにガンがみつかる。
伊豆で療養した。
・・・
30年たった今年。
心臓に水がたまる。
・・・
症例がない
岡山大で手術の予定だった。
7月初めの豪雨でできなくなった。
わたしは寺で阿弥陀如来に文句をいった。
おじいちゃん・おばあちゃん・おとうさんに文句をいった。
8/28名古屋大で手術することができた。
阿弥陀さまをはかりにかけている
10/18心臓取り外す。
公開手術。
多くのくだをつける
SICU
身は医者に心は弥陀に。
手術後、
阿弥陀如来さまありがとうといった。

あなたまかせ
じぶんのこころどうにもならない
心膜はとりはずした
ガンがみつかった
変わることができない
私はわたし自身で生きていくしかない
だから一人がためにと親鸞さまはいったのか。
手を合わせ願うしかない
なおなくし・・
そのままひきうけてください
それが正しいということ
私たちはいつもくらべている
私ですら阿弥陀様をはかりにかける。
こうしなければ
人生捨てどうし

●念仏はどこでもできる
念仏は今できる。
阿弥陀様はいつもいる。
ご同行・御同朋
方便
バス停
それは方便
阿弥陀様に続いていくみち
パジャマ
経験がない
知識
みなさまには智慧がある。
よく忘れるという
手を合わせる
次の世代につなげる

●親鸞さまのはなし。
60才になり親鸞さまは関東に帰る。
・・・
善鸞さまを関東に。
・・・
親鸞さま84才のとき、
善鸞さまと義絶する。
親鸞さま90才で御入滅。
御入滅前に、
こころを入れかえた善鸞さま、
謝ろうとするが面会がかなわなかった。
善鸞  謝りたいと思っても
あやまれなかった
90才
善鸞は馬をとばし
弟 じんゆう僧都
天台のお寺に住んでいた
おおいごぜん
ぜんらんの妹
会うことができず
ウロウロしていた
お父様の様子はどうだ
親鸞のむすこ
親鸞のことばに
たえられなかった
ご本願
父がとどけてくれた
おかげ
妹もわかりました
親鸞ねているところにいって
親鸞 南無阿弥陀仏
妹 ぜんらんがきた
親鸞 南無阿弥陀仏
妹 親と
あえない
どうして
あえない
煩悩凡夫
同行が迷う。
許すことができない。
浄土で会う。
ここでは会わない。
念仏を伝えてくれ
南無阿弥陀仏 南無阿弥陀仏
えんのしたから善鸞 
会話を聞いて 
かわいいといってくれた
関東に帰り念仏を伝える 浄土で会う。
念仏の花が開いたと報告したい。
善鸞関東へ戻る

●南無阿弥陀仏
親鸞
聖のひと
御同行・御同朋
皆のほどこし
仏のみのりとともに
ひとりにて喜び
二人にて喜び
仏の世界に身をおく仲間
私たちもつながっている
ひととくらべている
阿弥陀様はそのまま救ってくれる
誰が待っている
父・母・親鸞

量り知れないはたらきを持った仏様のいのちを
意味する無量寿に出会っていく。
帰る場所がある。
同じ場所。
手を合わせてきた。