18/9/8 常陸太田市久米 正念寺聞法会 真宗本願寺派。
以下のような話がありました。ありがとうございました。
●世知辛い。
世知は、仏教用語。
●八難。
仏の教えを見聞することが困難。
○地獄。
苦しみが多く仏法を聞けない。
○餓鬼。
苦しみが多く仏法を聞けない。
○畜生。
苦しみが多く仏法を聞けない。
○長寿天。
楽しみが多く求道心が起こらない
○北倶盧洲。
楽が多く苦が少ない所。
住む人の寿命は1,000歳。
○聾盲オンア。
○世智弁聡。
世俗にたけ仏の教えを信じられない。
○仏前仏後。
仏が世にいないとき。
●仏教の地獄は、自身の業が作り出す世界。
インドでは、地獄をナラカという。
奈落は、ナラカよりきている。奈落の底。
●仏説無量寿経39 
悪人行悪 従苦入苦 従冥入冥。
悪人は悪を行じて、
苦より苦に入り、冥より冥に入る。
悪人は悪い行いをして、
より苦しい世界へ生まれ変わり、
ますます深く迷いの世界へ沈む。
●地獄とは。
釈尊は、地獄について説いた。
朝昼夜100本の槍で突かれる。
槍で突かれても死ねない苦しみをどう思うか。
「1本でも苦しい。300本の槍とは、想像できない」
と弟子は答えた。
釈迦は、小石を持ち、
1日300本の槍で突かれる苦しみを
この小石とするならば、
地獄の苦しみはヒマラヤほど大きいと説いた。
●餓鬼。
悪いことをした人間が死後生まれ変わった存在。
常に飢えと渇きに苦しみ続けている。
食べ物を食べようと、
手にとると燃えて無くなってしまう。
●畜生。
犬・猫など動物。
「往生要集」に34億種類とある。
もとの生活環境は海。
人間界に出てきて一緒に生きている。
人間に発見されているのは約100万種類。
みみず→小鳥が食べる→ヘビがたべる→タカが食べる。
弱肉強食の世界。
弱くて美味しそうな生き物を追いかける。
刹那的な、快楽主義の生き方。
釈迦の生まれたカピラ城は小さな国。
マガタ国・コーサラ国に攻められないか不安があった。
●歎異抄より。
たとい法然聖人にすかされまいらせて、
念仏して地獄に堕ちたりとも、
さらに後悔すべからず候
法然上人になら、
だまされて地獄に堕ちても、
親鸞、さらに後悔はしない。
●北海道地震・台風による災害と続いている。
欲の心で無く、布施の心を持ちたい。
災害地でのボランティア活動は布施の心。