18/7/22 笠間市稲田 西念寺 公開講座 いのちをめぐって。 
最首先生。
先生は82歳。
現在駿台予備学校現役先生の記録更新中。
話される声が若い。
いろいろ聞きなれない言葉をきいて刺激をうけた。
以下先生のことばと配布された資料のことば。
■いのちは気。
葉室鱗「いのちなりけり」より。
「天地の間に満ちている物?」
「命でござる。
人の命、
米の命、
みな天地の間に満ちております。
天地は命を育むもの、
されば命に仕えればようござる」
「しかし武士は人の命を奪うものじゃ」
「多くの命を生かすためでござろう。
一殺多生の大慈悲のため武士は刀を抜きます」
■「命」は
天地・宇宙・世界という枠組みの中に
充満している「気」のようなもの。
「気」は凝り固まって
心や生きものや物質になる。
■いのちは場。
「場」はあらゆる「もの・こと」が生じ変化し関係しあう「場」である。
■いのちは不可知。
「場」すなわち「いのち」はわからない。
■「いのち」は「いのち」。
わたしは、いま生きている。
生きていることに依存している。
私が生きているかぎり
生きていることはわからない。
そのわからない「いのち」を
わたしたちはいま生きている。
そして、
そのかけがいのなさが、
行きゆくよすがであることを感じている。
身を捨てようが何を決意しようが、
わたしは「いのち」であり、
「いのち」のためにという目的は成り立たない。
■星子。最首先生の娘さん。障害をもって生まれている。
■やまゆり事件。加害者のこと。
■水俣病との関わり。
■ハンティントン予言。
21世紀宗教戦争。
■生命の自然発生はない。生命は一度は自然発生しなくては。
生命はどのように発生したか。生命にはじまりはあるのか。ヒッグス場。
■脳死について。
西欧では生きた体で臓器移植。脳死は死と考えるのは日本人。
■日本では人格はつくるもの。西欧では、人格はつくれないと考える。
■西欧では、こどもは独立した存在。
赤ん坊をなるべく早く別な部屋で寝かせる。
暗闇、恐怖の中で神の存在をしる。
日本では考えられない。川の字で寝ている。
■ダーウィンの進化論では、
サルからヒトになった。
米国で進化論を認める 
5〜10%。70%はダメ。
25%いやだな。
日本は進化論はあたりまえ。
ローマ法王。身体は進化した。
魂・精神は認めない。
■西欧では 神・わたし・あなたが分かれる
日本では わたしとあなたの関係がくっついている
■ぶんゆう。 
いくらちぎっても命がある。
■ゆうそく。 いのちを分け合うもの
■悟りとは 悟らで悟る 悟りなり 
悟る悟りは 夢の悟りぞ
人の言うことなのか 
自分でいうことなのか。
お釈迦様はどうだった。
いのちはわかった。
何がわかった。
気も同じ。
■人間とは、
人のすむ場である。
一緒の場にいる 
直接は神 
人格を与えられている。
■ツボ。
効果はわからない。
■いのち・さとり・場・世界。
一口でいうと全体という。
■ことば。
3歳で使えるようになっている。
ことばは瞬時に分かる。
全体把握。
その猫・あの猫・猫。
松は、松のことに聞け。
■部分の足し算は全体にならない。
ホーリズム。
全体は、部分の総和以上とする考え
■もひかりごけ。
船が難破し、
冬の知床岬に食料もない極限状態に置かれた船長。
船員の遺体を食べて生き延びた。
死体を食べて帰ってきたとき、
日本では是とされない。
罰せられる。
西欧では許される。
■オスのメス化。
■双子が増えている。
■星子もそのひとり。
DDTが影響しているかもしれない。
曽野綾子 神の汚れた手。
山本隆義氏がベトナムに行ってきた。
ベトナムは、今でも無残。
戦争の犠牲。
枯れ葉剤によるとされる
様々な奇形胎児・新生児奇形を標本室でみてきた。
有吉佐和子 複合汚染。
原因は広がり複雑なものになっている。
放射線・電磁波の影響は分かっていない。
ひとつの物質の影響を調べるだけではだめ。
こどもの安定精神状態がよくない。
教師に対するいじめ。
どこかおかしい。
このままではまずい。