18/4/28 東海村 古文書と歴史を学ぶ会歴史講座。
石神組御用留。
仲田先生。
東海村中央公民館。
〇文化6年(1809年)石神組御用留より。
「石神組御用留」「石神内宿村百姓仁左衛門一家救済のこと」
病気などにより生活に窮した家族をささえ周りの人の話。
〇東海村史からの、亀下 佐藤宅資料のはなし。
苦労して育ち、水戸の殿さまに褒美をいただく話。
〇「茨城県資料」近世政治編1から。
■石神組御用留について。
1809年ころの水戸藩は、人口が最盛期の30万人から22万人に減少。
水戸藩は、領内9ヶ所に陣屋を建て、郡奉行を農村部においた。
東海村石神外宿に、石神陣屋が建てられた。
1809年の郡奉行は加藤孫三郎。
石神組御用留は、1809年の1年分の郡奉行所の日誌。
■感想。
生瀬事件で、農民に対して水戸藩が大変に悪いことをした印象をもっていた。
そればかりではなかったようで、なんとなくほっとした。
常陸太田市の青蓮寺では二孝女の話がある。
水戸藩は、決して領民に冷たくはなかった。と、思った。
しかし、常陸太田市を歩くと、
水戸藩より佐竹氏ファンが多いように感じる。
〇「茨城県資料」近世政治編1に、白毛のはなしがある。
1783年7月6日7日 浅間山 天明の大噴火のとき。
砂・灰・白毛が降ってきたと記載されている。
白毛とは、ハワイの火山噴火で
ベレーの毛といわれる火山放出物かと思った。
〇帰宅後、会津歴史年表の記載をしらべてみた。
851年 奥州に赤雪がふる。
1168年 氷降る。長さ3寸。
1175年 月が五つ出る。
1468年 彗星出現。
1515年 光り物が飛ぶ。
1783年 6-18 大風雨、大洪水。大川筋洪水、大被害を受ける。
寒冷気候のため猪苗代・湖南の高原地帯作物皆無。
-28南天俄かに曇り砂降る。
赤雪・月が五つ出るなと不可思議なことが書かれている。
空から白毛のものが降ることは、考えにくい。
しかし、記載されていることは、本当のことに思う。