12/9/30  行方市西蓮寺 西蓮寺 天台宗。
尸羅度山しらとさん曼珠院西蓮寺。
782年、桓武天皇の勅願により伝教大師(最澄)師弟、
最仙上人が開創。
常陸七福神 寿老人霊場。
仁王門







相輪とう(そうりんとう)。
弘安の役(元寇)の戦勝を記念して
1287年に建てられた。
高さは約9m。

大イチョウ1号。
樹齢1000年以上といわれる。

大イチョウ2号。
樹齢1000年以上といわれる。
尸羅度山(しらとさん)稲荷社がある。

彼岸花。
・・・・いろいろなところに結構咲いている。

中堂。
中堂奥が薬師堂。
薬師堂は、耐火構造の建物。
中堂から薬師堂を見ると同じ建物に見える。





日光菩薩

薬師如来坐像。
西蓮寺の本尊。
仏像のわれを防ぐため、
内部は彫ってある。
一木背刳造り(いちぼくせぐりづくり)。
高さ150cm。
材質は不明。
1000年以上前に彫られた仏像に思える。

月光菩薩

阿弥陀如来と十二神将。



釈迦如来と十二神将。
十二神将の何体かは、修理中とのこと。



常行堂。 
20万霊の精霊がまつられている。
本尊は阿弥陀如来。
常行三昧会(じょうぎょうざんまいえ)。
毎年9/24から9/30まで、
七日七夜おこなわれる。
平安時代の後期に、
地元の長者一族の供養として始められた。
供養することを「仏立て(ほとけだて)」ともいうらしい。
このようなことが1000年以上続けられていることに驚かされる。
地域の方の支えあってのもの。
ご苦労さまです。
奥州征伐に来た源**が、
地元の長者に行きも帰りも手厚い接待をうけた。
源義家は、
「このような大金持ちを、
このままにしておいては、
災いのもととなる。」
と考え、長者、一族を全滅させた。
ただ、一族のうちで娘一人が生き残った。
それが、西蓮寺ばあちゃん。
娘は、一族の供養のため、寄進をおこなった。
それが常行三昧会のはじまり・・・・というはなし。
水戸市渡里町にも
一盛長者伝説地として似たような話がある。
源義家が、大軍を率いて奥州に向かう途中、
長者屋敷に立ちよった。
長者は、義家一行を手厚くもてなした。
義家が奥州を平定しての帰り道、
再び一盛長者の屋敷に立ちよった。
長者は、また、義家一行を手厚くもてなした。
源義家は、
「このような大金持ちを、
このままにしておいては、
災いのもととなる。」
と考え、長者の屋敷に火を放ち、
一族を全滅させた・・・・というはなし。



七日七夜、読経しながら
阿弥陀仏さまのまわりを僧侶が交代で回り続ける。

阿弥陀仏さま。

常行三昧会と仏立てに参加しているお寺とお経をあげる順番。
七日間昼夜を通して、連続して行われる。
9/30は、最終日。
■第1番 *照寺 円満寺 二本松寺 華徳院 満福寺 当山 
■第2番 蓮城院 円通寺 東福寺 西光院 浄源院 当山 
■第3番 円長寺 円勝寺 観音寺 宝幢院 持福院 当山

■第4番 万福寺 西光寺 最勝院 普門院 壽福寺 当山 
■第5番 円満寺 徳歳寺 清水寺 華蔵院 如来寺 当山 
■第6番 照明院 安福寺 如意輪寺 宝光院 坂峯山 当山

聖観音菩薩

地蔵菩薩

奉納された絵。



天井画。





天井画。





天井画。



西蓮寺ばあちゃん。
地元長者の娘。

客殿





寿老人と鹿。

行列。
客殿から常行堂までの行列。

























鐘楼。
1889年に建てられた。



聖徳太子為と刻されている。