12/9/1 大洗町神山町 千天遺跡ちてんいせき現地説明会。
県教育財団が2012年1月から9月まで発掘調査。
調査面積は6,700u。
遺跡は、東に太平洋、西に涸沼を臨む
標高約35mの台地上に広がる。
南部から、海に向けて、
弥生時代、奈良時代、室町時代、縄文時代の集落跡がある。
竪穴住居跡、
縄文時代3軒、
弥生時代14軒、
古墳時代1軒、
奈良時代8軒。

木があるあたりに涸沼がある。
一面のさつまいも畑。

遺跡の海側。
低地になっている。
かなり近くまで水が来ていたと思われる。

縄文時代の跡。
縄文時代の袋状土坑(ふくろじょうどこう)12基。
袋状土坑は、狭い入り口の下に直径約2mの空洞が袋状に広がる。
かなり深く感じる。

発掘境界のため、土坑の穴が発掘されていない。
断面が見れる。
断面には、土器か破片が見える。



袋状土坑から、
漁具のおもりや石皿などが見つかる。

中部地方や東北地方などの特徴を持つ土器が出土。
地域間の交流があった。
水上交通と水産物で栄えた。

弥生時代の竪穴住居跡。
土に、規則的に入っている縞模様は、
ゴボウを採るために溝を堀った跡。

住居の中心に炉があった。
柱穴は、楕円のかたちになっている。
・・・奈良時代は丸。
・・・弥生時代は、太い柱は困難だったので、
数本の木で柱にした?

十王台式土器。

古墳時代

奈良時代。
北側にかまどがある。



かまどの跡。

「大屋厨」と書かれた墨書土器

室町時代のあと。





和鏡「竹垣薄双鳥鏡」径9.8p。