11/12/18 栃木県真岡市物井 二宮尊徳資料館
二宮尊徳は、
モノや人の持っている
「よさ、取り柄、持ち味」のことを「徳」といった。
「徳」を社会に役立てることを「報徳」とよんだ。
あらゆるものに徳があると考えた。
万象具徳ばんしょうぐとく  
二宮尊徳先生の教え    
万象具徳は、
二宮尊徳研究者の佐々井典比古さんが、
二宮尊徳翁の教えをかな書きしたもの。 
どんなものにも よさがある。
どんなひとにも よさがある。
よさがそれぞれ みなちがう。
よさがいっぱい かくれてる。
どこかとりえが あるものだ。
もののとりえを ひきだそう。
ひとのとりえを そだてよう。
じぶんのとりえを ささげよう。
とりえとりえが むすばれて  
このよは たのしい ふえせかい 

「ふえせかい」とは、増え世界、
限りあるものから、限りあるものが生み出されるという意味。
(資料館パンフレットによる。)









二宮尊徳の教え。
(資料館パンフレットによる。)  
■徳を以って、徳に報いる。「報徳」
■小を積んで大となす。「積小為大」
■五常講。
仁、義、礼、智、信による救済金組合。
困っている人に金を貸す。
借りた人は、約束どうり返す。
感謝の気持ちで利息をつける。
借りた金は、活用する。
相互に約束を守る。
■天道と人道。
天道は、天地自然。
人道は、ひとのおこない。
■一円融合。
絶対の善人はいない。
絶対の悪人もいない。
善人も短所もあるし悪心もある。
悪人にも、長所があるし、良心もある。
長所を引き出し短所を直し、
悪心をおさえ、
良心を育てることが大切。
■人田開発。
やる気こそが、復興の鍵。
■報徳の道は、至誠と実行。
至誠とは、最高のまごころ。