11/7/8他 北茨城市華川町小豆畑 浄蓮寺 天台宗。
八葉山浄蓮寺。 本尊 阿弥陀如来
慈覚大師の開基。 
慈覚大師が、奥州山寺創立の帰途、 立ちより、道場を開く。

駐車場に咲いていたアジサイ。

山門。
左側に阿形、右側に吽形。
ちょっと珍しい配置。
お寺の方に聞いたら、
「昔からそのようになっている」とのことでした。







本堂。





本堂の天井。



阿弥陀如来

元三大師がんさんだいしをまってある。
良源りょうげん、 慈恵大師じえだいし。
比叡山延暦寺の中興の祖。
第18代天台座主。
「厄除け大師」として、民間の信仰を集めている。
比叡山横川よかわに住房・定心房跡がある。











愛染堂



愛染明王をまつる。
愛染明王は両脇に獅子と白象に乗った二童子を従えている。
愛情を守護し、
悪心を減して下さる仏様。
愛着、親愛の意味を持ち、恋愛の神。











最澄像。
「根本伝教大師尊像 瞻仰崇信せんぎょうすうしん」
とかいてある。
瞻仰崇信とは、「仰ぎ見て、敬い慕う。そして尊び信じる」の意味か。







七福神

三十三観音。
観世音菩薩は、人々を救うために、
33の姿で現れる。
如意輪観音、聖観音、馬頭観音、
准胝観音、千手観音、不空羂策観音、
十一面観音の諸観世音菩薩と、地蔵菩薩1体がみられる。
右側は、渓谷。三十三観音入り口。

弁財天

不動明王

1番目 如意輪観音にょいりんかんのん

2番目 如意輪観音にょいりんかんのん

3番目 不空羂策観音ふくうけんさくかんのん

4番目 千手観音せんじゅかんのん

5番目 聖観音せいかんのん

6番目 千手観音せんじゅかんのん

7番目 千手観音せんじゅかんのん

8番目 聖観音せいかんのん

9番目 十一面観音じゅういちめんかんのん



10番目 馬頭観音ばとうかんのん

11番目 准胝観音じゅんていかんのん

奪衣婆だつえば。
三途川(葬頭河)の渡し賃である
六文銭を持たずにやってきた
亡者の衣服を剥ぎ取る老婆。
脱衣婆、葬頭河婆、正塚婆しょうづかのばば。

12番目 十一面観音じゅういちめんかんのん

13番目 如意輪観音にょいりんかんのん



14番目 不空羂策観音ふくうけんさくかんのん

15番目 千手観音せんじゅかんのん

16番目 千手観音せんじゅかんのん

17番目 聖観音せいかんのん

18番目 千手観音せんじゅかんのん

19番目 千手観音せんじゅかんのん

20番目 十一面観音じゅういちめんかんのん

21番目 聖観音せいかんのん

22番目 如意輪観音にょいりんかんのん

23番目 聖観音せいかんのん

24番目 不空羂策観音ふくうけんさくかんのん

25番目 十一面観音じゅういちめんかんのん

26番目 如意輪観音にょいりんかんのん

27番目 不空羂策観音ふくうけんさくかんのん

28番目 馬頭観音ばとうかんのん

29番目 聖観音せいかんのん

30番目 聖観音せいかんのん

31番目 地蔵菩薩じぞうぼさつ

32番目 十一面観音じゅういちめんかんのん

33番目 如意輪観音にょいりんかんのん



七体観世音菩薩について
■不空羂索観音ふくうけんじゃくかんのん。
四摂ししょうの法で衆生を摂化。
羂は、
鳥や獣を捕らえる網。
索は魚を釣る糸。
四摂法。布施・愛語・利行・同事という方便の網を、
煩悩の山野に張り巡らす。
生死の輪廻の苦海に糸を垂れて
沈倫している衆生を索の糸で釣って
迷える衆生を捕え救う。
羂索は失敗がなく、
不空と名づけられている。
無病息災 、
業病を除き、
美人となるなどの功徳もある。
■如意輪観音にょいりんかんのん。
富貴資材・福徳・知能皆成就。
意の如く、
宝や衣食物を生み、
願いをんなえ、
苦を取り除く。
輪は法輪。
武器の一つで、
衆生の迷いを打ち砕き、
衆生に利益を与える。
人間社会の宝は、
富貴財宝・権力勢威・息災長寿。
出家修道の世界では、
菩提になり仏徳を体得。
社会を救済する事が宝。
■十一面観音じゅういちめんかんのん。
福財を授かり、無病息災。
十一面相の内訳。
如来相は功徳を表し
菩薩面は果報を表す。
*頂上部。
佛面、如来相。 
*正面三面。
菩薩面、寂静相。  
*右面三面。
瞋怒面しんぬめん。
威怒相。
*左面三面。
狗牙上出面くげじょうしゅつめん。
利牙出現相。  
*後部一面。
暴悪笑面、笑怒相。
左手は蓮華を挿した水瓶を持つ。
右手は施無畏印。
功徳。
諸病の苦を離れる、
如来の愛撫を蒙る、
財宝を獲得できるなど。
■聖観音しょうかんのん。
一切の苦難を消滅除去する。
聖観音は日本で一番古くから信仰されている観音さま。
正観音とも書く。
一尊独立で安置される場合と、
阿弥陀如来の脇侍として、
勢至菩薩とならび、
衆生を迎える場合がある。
観音さまは、
あらゆる災難に際して人間を守ってくださる。
■千手観音せんじゅかんのん。
諸願成就・産生平穏。
千手千眼観世音菩薩、
千眼千臂観世音菩薩。
千の慈眼と千の慈手をもち、
人々の地獄の苦悩を救済し、
諸願成就をかなえて下さる。
千という数は沢山、
無数の意味をもつ、
実際には、
手は42本の場合が多い。
■准胝観音じゅんていかんのん。
除災・延命・求児・病気平癒。
七倶胝仏母しちくていぶつも、といい、
七倶胝は七億、転じて無量無数、
つまりは無限大の力を持つ仏母。
18本の腕と3つの眼を持つ。
正面の左右の二種で説法印を結ぶ。
さらに右の第一手で施無畏印を結ぶ。
15本の手には、
宝塔、宝剣、数珠、水瓶、蓮華などの持物をとる。
■馬頭観音ばとうかんのん
旅行安全、動物救済。
六道能化の畜生を救済。
馬頭観音の頭上に馬の頭がある。
忿怒の形相。
様々な苦悩や災難などの諸悪を粉砕する。
馬頭観音は家畜や荷物を運ぶ馬の守り神として
路傍の石仏にも多く見られる。