11/5/21 笠間市箱田 鳳台院 曹洞宗
国見山鳳台院。本尊 釈迦弁尼仏座像。
古いほうのお寺  おとうさんがやっている。
山門。













本堂











龍鳳殿



壁画











新しいお寺  
息子さんがみている。

達磨大師坐像





















観音堂 
七体観世音菩薩が奉られている。



七体観世音菩薩



五重の塔

古いお寺と新しいお寺の間の通り

たくさんのシャクナゲ













七体観世音菩
■不空羂索観音ふくうけんじゃくかんのん
 (四摂(ししょう)の法で衆生を摂化)羂は、
鳥や獣を捕らえる網。
索は魚を釣る糸。
四摂法(布施・愛語・利行・同事)
という方便の網を、
煩悩の山野に張り巡らす。
生死の輪廻の苦海に糸を垂れて
沈倫している衆生を索の糸で釣って
迷える衆生を捕え救う。
羂索は失敗がなく、
不空と名づけられている。
無病息災 、
業病を除き、
美人となるなどの功徳もある。
■如意輪観音にょいりんかんのん
 (富貴資材・福徳・知能皆成就)意の如く、
宝や衣食物を生み、
願いをんなえ、
苦を取り除く。
輪は法輪。
武器の一つで、
衆生の迷いを打ち砕き、
衆生に利益を与える。
人間社会の宝は、
富貴財宝・権力勢威・息災長寿。
出家修道の世界では、
菩提になり仏徳を体得。
社会を救済する事が宝。
■十一面観音じゅういちめんかんのん
 (福財を授かり、無病息災)
十一面相の内訳 
(如来相は功徳を表し菩薩面は果報を表す)
頂上部 
佛面(如来相) 
正面三面  
菩薩面(寂静相)  
右面三面  
瞋怒面(しんぬめん)(威怒相)
左面三面  
狗牙上出面くげじょうしゅつめん
(利牙出現相)  
後部一面  
暴悪笑面(笑怒相)。
左手は蓮華を挿した水瓶を持つ。
右手は施無畏印。
功徳  諸病の苦を離れる、
如来の愛撫を蒙る、
財宝を獲得できるなど
■聖観音しょうかんのん
(一切の苦難を消滅除去する)
聖観音は日本で一番古くから信仰されている観音さま。
正観音とも書く。
一尊独立で安置される場合と、
阿弥陀如来の脇侍として、
勢至菩薩とならび、
衆生を迎える場合がある。
観音さまは、
あらゆる災難に際して人間を守ってくださる。
■千手観音せんじゅかんのん
(諸願成就・産生平穏)
千手千眼観世音菩薩、
千眼千臂観世音菩薩。
千の慈眼と千の慈手をもち、
人々の地獄の苦悩を救済し、
諸願成就をかなえて下さる。
千という数は沢山、
無数の意味をもつ、
実際には、
手は42本の場合が多い。
■准胝観音じゅんていかんのん
(除災・延命・求児・病気平癒)
七倶胝仏母(しちくていぶつも)、といい、
七倶胝は七億、
転じて無量無数、
つまりは無限大の力を持つ仏母。
18本の腕と3つの眼を持つ。
正面の左右の二種で説法印を結ぶ。
さらに右の第一手で施無畏印を結ぶ。
15本の手には、
宝塔、宝剣、数珠、水瓶、蓮華などの持物をとる。
■馬頭観音ばとうかんのん
旅行安全、
動物救済 (六道能化の畜生を救済)   
馬頭観音の頭上に馬の頭がある。
忿怒の形相。
様々な苦悩や災難などの諸悪を粉砕する。
馬頭観音は家畜や荷物を運ぶ馬の守り神として
路傍の石仏にも多く見られる。