10/5/15 ひたちなか市三反田 福道寺ふくどうじ 日蓮宗 
佐七山 







義民佐七供養塔
福道寺は約300年前、
三反田村一帯の庄屋佐七家の菩提を弔うためにつくられた。
享保年間に冷害と風水害により大飢饉となった。
重税に苦しむ村民を
私財により救ってきた庄屋佐七も困ってしまった。
藩に対して藩米の開放をお願いしたが許可が出なかった。
万策つきた庄屋佐七は、
屋敷内の蔵を開いて飢餓に苦しむ村民に分け与えた。
佐七はその責任を一身に負うため、
妻子4人を刺した後、割腹して果てた。
庄屋佐七は、情け容赦ない年貢とりたてに対して、
身をもって訴えたのだ。
「腹切り佐七」という悲しい義民伝承が残っている。
(説明石碑参考)