10/3/22 茨城県 筑波山 親鸞聖人が筑波山を訪れた時、夢の中に老婆が現れた。 「私は筑波権現の使いである。 明日、山中に三つある窟のうち、真ん中の窟に来てほしい」 と告げた。 聖人がその窟を訪れると、 もと筑波権現の氏子だったという餓鬼がぞろぞろと現れた。 慳貪放逸の生活の報いで餓鬼道に落ちたと救済を請う。 聖人がねんごろに弥陀の誓願を示し、 念仏を唱和した。 餓鬼達は瑞雲にのり、西方の空に姿を消したという。 小島の草庵跡より見る筑波山