10/3/22 結城市結城 玉日姫の墓







結城城の北に、玉日という地名がある。
この地名は、ここに眠ると伝わる玉日姫にちなんだもの。
墓所に建つ碑は、浄土真宗の篤学の高僧・島地黙雷による。
玉日姫は、関白・九條兼実の七女として誕生。
浄土真宗の開祖・親鸞聖人の妻となる。
越後に流された聖人が、
赦されて関東に向かったとの知らせを聞いて、
侍女の白河の局を伴い関東に下る。
玉日姫は、
この地方一帯で布教を続ける聖人を助け、
自らも剃髪する。
聖人が京に戻ることになる際も、
その教えを広めるため結城に留まる。
ここに草庵を結び生涯を送った。
現存する、石の玉垣に囲まれた宝篋印塔は、
近世になってから、
江戸の講中(玉日講)により再建されたもの。
(説明板より)