9/12/21 鹿島郡鉾田町鳥栖 無量寿寺(鳥栖とす) 浄土真宗本願寺派。
光明山無碍光院。二十四輩 第三 順信房。 
1221年、地頭の妻が難産の末に亡くなった。
当時禅宗であったこの寺に葬られた。
その妻が幽霊となり、土地の人を恐れさせていた。
稲田に住んでいた親鸞の済度を仰いだところ、往生の素懐を遂げた。
親鸞は、幽霊済度を機会に、当地に3年ほど滞在した。
寺を弟子の順信房に与えた。

燈籠と山門

本堂



本堂の扉。







塔と鐘楼

手水舎

親鸞聖人像。

菩提樹  
樹齢約800年。
仏教では、一切諸仏の菩提を成就したる道場の樹として、
釈迦牟尼世尊も樹下に座して成仏大悟した。
この樹は、親鸞聖人、無量寿寺在住のとき、
念珠を播いたものという。  
覚如上人の歌  
皆人に 菩提のこころ おこせよと 
植へたまえる 木こそとふとき

(説明板より)

斑入り銀杏(フイリイチョウ)  
一般に、銀杏の葉は緑色。 
ここ無量寿寺の銀杏は、
白く斑が入った葉っぱをもつ銀杏。

焼榧(やけかや)  
親鸞が焼いた榧の実を播いた。
すると、半分黒く焦げたような実を付けることから
「焼榧」とよばれる。