8/9/5 和歌山県伊都郡高野町高野山 
成福院じょうふくいん 高野山真言宗
本尊、大随求明王だいずいぐみょうおう木像。
1523年、火災。記録は全て焼失。
1539年、中興、尭栄重源房により再建。
大檀主は、対馬領主宗家、長門清末城主毛利家、
奧州角田城主石川家、出羽亀田城主岩城家、
長門豊浦城主毛利家、肥前唐津城主寺沢家、
公卿飛鳥井家。

摩尼宝塔まにほうとう
八角形の堂。
ビルマ国現ミャンマーから贈られた釈迦如来を本尊とする。
塔の発願者は、成福院、上田天瑞大僧正。
日々、護摩供養を厳修して、200万英霊の菩提を弔う。
宝塔の内陣の壁には、仏画、約一万五千体が貼られている。
地下は八角の地下道を巡る場所となっている。



1941年、上田天瑞は、仏教研究のためにタイ国にいく。
大戦により陸軍嘱託としてビルマに進駐。
その後ビルマ僧となって修行。
1944年、ビルマより贈られた釈迦仏像と大蔵経を持ち帰国。
釈迦仏像を本尊として、
ビルマ戦没英霊を高野山で供養することを発願。
1956年政府派遣遺骨収集団に宗教代表として参加。
1956年、建築に着手。
1965年、第1期の摩尼宝塔工事終了。
1984年、仲下住職は、
前住職の遺志を継ぎ摩尼宝塔完成を発願。
戦友・遺族・有縁の信者の協力を得て、
三層八角の宝塔が完成。
2000年、塔内の壁にステンドガラス、
床にミャンマーより取り寄せた大理石を使用する大改修。
ウ・ネウイン前大統領より釈迦像を贈られる。
ビルマ高僧ウ・サンディマウンタ大僧正からは
大理石獅子を贈られる。
(成福院ホームページより)