8/9/1 和歌山県東牟婁郡那智勝浦町那智山 熊野那智大社

熊野三山の一つ。
熊野夫須美神(ふすみのかみ)を主祭神とする。
この地を 「熊野」 という。
「クマ」 と 「カミ」 は同じ意味がある。
「クマノ」 は 「カミの野」 で神々の住む地といえる。
神倭磐余彦命は熊野に上陸、
八咫烏(やたがらす)の案内で
大和の地に着き神武天皇となる。
那智の瀧を大己貴命の御霊代として祀った。
317年、この地に社殿を建立したう。
「日本第一大霊験所・根本熊野三所権現」
那智山熊野権現とよばれる。
御祭神は、熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)。
日本で最初の女神 「伊弉冉命(いざなみのみこと)」 を
主神とし十二柱の神を祀る。
熊野本宮大社 、熊野速玉大社とともに、
全国に鎮座する約四千余社の
熊野神社の御本社、熊野三山の一社。
後白河法皇の34回、後鳥羽上皇31回、
数多くの人々が熊野詣をした。
社殿は、熊野権現造りという。
正面五棟・側面一棟と
御縣彦社・鈴門・瑞塀から成る。
織田信長による焼き討ちに逢い、
豊臣の代に再興。
(説明板より)

観世音菩薩





一の鳥居









二の鳥居







社殿は横一列に配された第一殿から第五殿、
第五殿の横に並ぶ第六殿、御県彦社からなる。
社殿 : 神名: 本地仏。
■第一殿
(瀧宮)
大己貴命(飛瀧権現)
千手観音。
■第二殿
(證証殿)
家津御子大神、
国常立尊 阿弥陀如来。
■第三殿
(中御前)
御子速玉大神
:薬師如来。
■第四殿
(西御前)
熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)
千手観音。
■第五殿
(若宮)
天照大神
十一面観音。
■第六殿
(八社殿)
禅児宮
忍穂耳尊 地蔵菩薩。
聖宮:瓊々杵尊:龍樹菩薩。
児宮
彦火火出見尊
如意輪観音。
子守宮
鵜葺草葺不合命
聖観音。
一万宮・十万宮
国狭槌尊、豊斟渟尊 文殊菩薩、普賢菩薩。
米持金剛
泥土煮尊:釈迦如来。
飛行夜叉
大戸道尊
不動明王。
勧請十五所
面足尊
釈迦如来。
拝殿





宝物殿





樹齢約850年と推定される樟の大木 
幹には人がなかに入れるほどの洞がある