4/2/8 フィレンツェからピサへ
午前 8:00ホテルを出発。
プラートからピサに向けてバスにて移動 282km。
ホテルの部屋から見る早朝の町の様子。
宿泊地はプラート

途中の景観
何がつくられているのか?

途中の工場
ピサの近くになるにしたがい多く見れたような気がする。

町のようす

バスからみえる土地は何を耕作しているのか。
イタリアの総農地面積 
約900万ha。 
コムギ(35%) 
トウモロコシ(14%) 
ダイズ(3%) 
ブドウ(主にワイン用11%) 
果樹(3%) 
野菜(4%) 
オリーブ(13%) 
イネ(3%) 
テンサイ(3%)
その他(11%) 
水稲が北海道の約2倍
ポー川流域のロンバルディア平野 
コムギ・トウモロコシ・ダイズ・イネ・テンサイ・果樹・野菜が多い
中部・南部の海岸地帯 
ブトウ・オリーブが多い。
何を作っているのか不明?

ピサ Pisa 
斜塔は、ドゥオモ広場にある。
バスの駐車した所は、斜塔から少し離れたところにある。
斜塔まではシャトルバスにて移動する。
バス駐車場

ピサについて 
トスカーナ地方。
地中海に流れる、アルノ川。
地中海から20キロ離れたところにある。
ピサの街並は赤い色の屋根が多い。
その中に白の建物ドームがある。
BC180頃、造船技術、海上戦闘術、交易に優れていた。
11Cの初め、イスラム教徒との戦いに勝利。
膨大な利益を得た。
斜塔を含む大聖堂を建設。
12C、東方貿易により富を獲得。 
全盛期13C、海はすぐ町のそばにあった。
1284年、ジェノバとのメローリアの海戦に負ける。
以降、造船技術衰退。
1405年、フィレンツェの支配下。
WW2 連合軍とドイツ軍が、アルノ川岸で戦う。 
ドゥオーモ広場が爆撃の対象。
ドゥオーモ広場 
世界遺産。
世界の7不思議の1つピサの斜塔があるため
「奇跡の広場」とも呼ばれる。
3haの広さ。
大聖堂 鐘楼 墓地がある。
キリスト教、信仰生活の象徴。
入口

ドゥオーモ 大聖堂

ロマネスク建築
白大理石を基調に黒大理石で縞模様が表され
パステルカラーの大理石が使われる
堂内の奥行きは95m。
信者へ高い、崇高な体験を与える目的があった。
大聖堂入口の上の絵

ピサの斜塔
1173年、着工。
8層構造。
最上層は鐘吊り場。
各層には、円柱による列柱回廊がめぐらされている。
年々傾きを持って、何故たっていられたか謎。
ドゥオーモ付属の大理石の鐘楼は、
装飾的で画期的なものだった。
もともと100mを超すはずだった。
地盤が不安定で、3層のとき傾く。
工事は一時中断された。
1275年、工事再開。
1353年、 鐘をつけた ガリレオが
「落下の法則」の実験をしたことでも有名。
階段で上に上れる。予約と入場料が必要。
斜塔の高さ 55m、重さ 1,4453ton。 斜度 8度。

ガリレオ・ガリレオ
物理学者、天文学者、哲学者 
1583、19才の時にドゥオーモの天上から吊り下げられていた
ランプからヒントを得たという「振子の等時性」を発見
重さの異なる物体を斜塔の上から落下させ
2つ同じに地面を叩くことを確認
 「物体落下の法則」をみつける
落下速度が重さに比例するという
アリストテレスの学説の誤りを明らかにした
コペルニクスの地動説を支持 
宗教裁判のとき「それでも地球は動く」は有名。
洗礼堂
直径35mの円形の建物、八面体の屋根。
14Cに完成。 
白大理石のロマネスク様式。
2層目から上の装飾は、ゴシック様式の尖塔。
洗礼堂正面

大聖堂北に立つ回廊式墓地
12C、大司教が、聖地ゴルゴダから土を運んで帰り
市民のための埋葬地にした。
1277年、カンポサント「聖なる野」 なきがらは
1日のうちに土に返るという回廊の工事がに始められた。
回廊にはゴシック様式の窓。
壁画はフレスコ画で飾られていた。
WW2で多く火災により失われた。
フレスコ画の下から下絵があらわれた。
回廊式墓地

博物館入口

フレスコ画の下から下絵があらわれた? 
博物館の中

郵便ポスト?

両替所 ちょっと手数料が割高

斜塔近くのおまわりさん

入口から斜塔まで
いろいろなお土産やさんがつづく。
通りのお土産やサン

ピサの斜塔の傾きを見たことに満足。
それ以上に壁に囲まれた広場の中の
教会等の建物が素晴らしい。
昼食はラザニア
昼食を食べたレストラン。白い建物。

昼食時、レストランに入るとき、
若い女の子が近寄ってきて、何か話しかけてくる。
手にダンボールの紙を持っていて、
下を見えないようにしてポケットに手を入れてきたのにはおどろいた。
いわゆるスリグループなのだろう。
そのような子どもを見ることは、悲しい気持ちになる。
ナポリの汚さ、ピサでのスリ、イタリアの中のひずみを感じる。
立派な建物、教会でお祈りをする人がいる一方で、別な人がいる。
社会のひずみのような気がする。
日本も同じような所もあるが、
イタリアをちょっとした体験で、
いわゆる「ヨーロッパの黄昏」を感じる。
ドゥオーモ広場の壁

ユーロでの統一、ヨーロッパ共同体も、ヨーロッパ各国の危機感をあらわしているのだろう。
現在、アメリカは大変な勢いをもっているが、
そのうち、別な国にとってかわられるのだろう。
ヨーロッパは、世界のトップをはしってきたが、
時とともにその位置も微妙にずれてきているようにおもう。
ピサからベネチアへ移動。 
斜塔からの帰りは、斜塔から駐車場まで徒歩。
壁の落書き。

線路をわたる

午後
ベネチアに移動。 
ピサからベネチア(メストレ)へ。
バスに乗っている時間が長かった。
車窓はほとんど同じような風景が続く。
岩質の上に薄いのがのっている様で、
遊牧用の土地と思われる所が多い。
高速道から見る景色だからだろうか、
人の姿をほとんど見る事がない。
特に子どもの姿を見る事ができない。
バスからの景色

バスからの景色
水道?

バスからの景色

バスからの景色

バスからの景色

バスからの景色
送電線がみえる

北イタリアは工場が多いようだ。
「工業の三角地帯」 ミラノ トリノ ジェノバをむすぶ一帯。
バスからの景色 工場?

バスからの景色 

バスからみる夕焼け

ベネチア(メストレ)泊
HOTEL;HOLIDAY INN VENICE