98/6/9 半夜 良寛
回首五十有余年 
人間是非一夢中 
山房五月黄梅雨 
半夜蕭蕭灑虚窓


首を囘らせば五十有余年
人間の是非は一夢の中
山房五月黄梅の雨
半夜蕭蕭として虚窓に灑ぐ

はんや えど りょうかん 
こうべをめぐらせば ごじゅう ゆうよねん 
じんかんのぜひは いちむ のうち 
さんぼう ごがつ こうばいの あめ 
はんや しょうしょうとして こそうにそそぐ