94/9/29 ジェセル王の階段式ピラミッド 
古王国第3王朝2代目のジェセル王は、
紀元前2667〜2648年頃にエジプトを支配した人物。
階段式ピラミッドはギザのピラミッドよりも先に作られる。
紀元前2700年ごろに建てられた。
ピラミッド建築の元祖。
エジプト最古の石像建築の一つ。
永久的な建物に石材が使用され始めたのは、第3王朝以後。
石材の使用は王室の特権になった。
ジェセル王のピラミッドは6段の巨大なプラットホーム状の石積み。
崩れかかった第1段目の高さは約11m。
全体として約61m。基底部140m×128m。

祭殿、中庭、柱廊、葬祭殿、ピラミッド等により構成される
ピラミッド・コンプレックスは、大変大きい。
熱い日差しの中に
永い歴史の栄華を思い出させてくれるように存在している。



ピラミッドからは広大な砂漠が目の前に広がっている。
遺跡の発掘は現在も盛んに続けられており、
まだ遺跡の全貌は解明されていないようだ。