94/9/24 9/25 日本からエジプトへ・カイロ  
■94/9/24
9時55分「東海」発電車にて上野に向かう。
旅行の出発には、期待と不安の入り混じった、何ともいえない気持ちになる。
今回のエジプト旅行の参加は、特別に希望していたものではない。
何んとなくではあるが、
「日本を離れ、異国の文化に短期間のちょっとした体験かも知れないが肌で感ずることにより、
自分の為に何か得るものがあれば・・・」との気持ちが強かった。
一年に一度くらいは日本を離れ、異文化に接することにより、
自己啓発に努めることが大事ではないかと思うのである。
エジプトのピラミッドについては、本等で少しは目に触れたことがある。
まったく知らない訳ではなかったが、特別の思いは持っていなかった。
京成スカイライナーにて上野より成田空港に行く。
成田にてお昼ごはんを食べる。
集合時間になり、「Iカウンター」にて今回旅行でずっとお世話になった添乗員のSさんにお会いする。
Sさんからの「かわいいお子様とお話させてもらいました・・・云々」に心が和んだ。
Sさんのちょっとした心遣いが嬉しい。
ツアーで一緒になる方々が集合され出発となる。

■94/9/25
20時間ほど飛行機にのりエジプトの首都カイロにつく。
20時間はさすがに長い。
疲れた。
成田〜エジプト(カイロ)までの途中は、
マニラ、バンコクの2か所を経由。  
カイロに着いたのは早朝 5時30分くらいでまだ日が昇る前。 
日本とは違った光景が目につく。
何んとなく落ち着かない。
飛行場でエジプトで使用できるお金に両替する。
勉強不足で正しく両替されたのかがわからない。
情けない・・・。
今回ツアー中づっと通して現地ガイドをして下さったMさん、
エジプト人の○○○さんに空港でお会いする。
エジプト語はさっぱりだが結構日本語で何とかなりそうな感じ。
飛行場からホテルにバスで移動。
バスは新車のベンツではじめて使うとのこと。
日本円の強さを感じる。
外の景観はやはり日本とは違う。
ホテルに行き小休止、飛行機での長旅を落すべくまずシャワーを浴び着替える。
ホテルはヒルトンホテル。
とても立派である。
日本人は外国に行くと金持ちになってしまうみたいだ。
ホテルから見る朝のカイロは何んとなく靄がかかっている。
いつも同じような天気らしい。

■ムハマド・アリ・モスク。
  
カイロ市内 ムハマド・アリ・モスクに行く。
雪花石膏の美しい建物。
1830年に建設されはじめた
ビザンチン=オスマン・トルコ様式の壮麗なモスク。


カイロ市内から約15q離れたところにあるギザのピラミッドを見るため、バスにて移動する。
市内は時々車の中に馬、ロバが現われる。
道路には車が大変多い。
交通整理のおまわりさんも多い。
町並みのはずれ、砂漠の近くにいくとピラミッドがバスから見えてくる。
 
■ギザのピラミッド
一辺が230m、高さが140mという最大のクフ王のピラミッドなど3つのピラミッド。
メンカラー王、カフラー王、クフ王が並ぶ。
守り神としてスフィンクスの像がある。

■昼食。
バスでレストランに移動。 
ピラミッドを見ながら昼食。 
エジプトにもビールがあり うれしくて2本飲む。
エジプトではビールは飲めないものと思っていた。 
おいしかった。
エジプトはイスラム教国であり禁酒の国。 
ラガービールと書かれておりツアー中どこも同じものが出た。
食事のあとレストランの入り口に楽器を演奏している人がいた。
一緒に写真を撮れといわれ写真を撮ってもらったら、お金を請求された。
彼らは商売をしているのだということをお金を払ってから気付いた。  
■買い物。
食事のあと バスでパピルスをあつかっている店に移動。 
最初、パピルスでの紙の作り方について、現地の人の日本語による説明と実演があった。
店内には、パピルスの紙の上に絵を書いたもの、全て手書きを売っている。
いろいろ飾ってあり、色があざやかで大変綺麗である。
古代エジプトの象形文字(ヒエログリフ)で名前を記載いただいてもらい3枚買った。

ホテルからみるナイル川。

ホテルから見るカイロ市内

■夜のピラミッドショウ。
夕方ホテルに帰る。
疲れたので2時間ほど仮眠。
夕食
お菓子がとても甘く小さなものも全部食べられない。
夜のピラミッドを見るために、バスにてギザのピラミッドに出発。
イルミネーションに照らしだされるピラミッドとスフィンクスの前。
日本語のナレーションによるナイトショウを見る。
風が気持ち良く吹き、昼間の疲れも手伝い半分眠りながらショウを見る。
ちょっと幻想的で、大変気持ちが良かった。
22:30ダウン。
・・・大変長い1日だった。
ホテルはヒルトン。
部屋は広々。
とても豪華だった。