93/6/8 北京
6:00起床。
7:00まで散歩。
昨日歩いた方向とは、反対方向にぶらぶらする。
8:00ホテルを出発。
紫禁城に行く。
500年にわたり明・清朝の皇城。
映画ラストエンペラーでも有名
王府井大街
紫禁城のあと、日本の銀座に相当する(とのこと)
王府井大街というところに行った。
バスから降りるとき、「スリに注意して下さい」
「雰囲気を味わうだけです」との注意があった。
少しだけ降りて見た。
行く前に思っていたよりずっと地味な感じのところであった。
一軒だけお店の中に入って見た。
商品は、ガイドさんが連れていってくれるお土産やさんより
かなり安く良い物があるように思えた。
もう少し買物をする時間が有れば良いと思った。
やはり、外国人専用の店でなく、
普通の中国の人が買う店での買物がずっと面白いと思った。
路上で、日本円と中国のお金を替えて欲しいといわれた。
十三陵でもいわれた。
中国の人にとって日本円は、魅力が有るらしい。
替えてはいけないと言われていたので断わった。
「峨嵋山坂庄」という所で昼食。
あまり食べられなかった。
北京の料理はいまいちだ。
一つの皿のものを十数名、各々箸で取るわけで、
それが原因しているのかも知れない。
他の人の食欲の多さには負ける。
天壇公園
昼食後、天壇公園にいく。
公園内は広々としており良いところだ。
夕方、次のコースである西安に向かうため、北京首都空港に行く。
北京首都空港についてビックリ。
西安行きの飛行機は、夕方になる。
しかし、朝7:00出発の便から数便全て飛び立っていない。
中国では、予定どうり飛行機が飛ばないことは、まあまあ有るとのこと。
今日は、西安には行けず、最悪空港に泊まることになるようなことになるとのかと思った。
とりあえずチェックインをして、飛行場のロビーに行く。
ロビーというより、ちょっと古めいた昔風の待合室、
全般的に暗く、中は混んでいる。
座るところもなく、いつ出発になるかわからない飛行機を待った。
一日中歩いていたこともあり、飛行機を待つのは疲れた。
適当に時間が経ち(1時間くらいか)搭乗手続を行った。
X-RAYの所で荷物がひっかかった。
荷物を調べられる。
どうも硯がひっかかったみたいだった。
硯は石なので大丈夫と思ったがだめだった。
本当に端渓の硯なのか疑問をもった。
帰宅して現在使っているがなかなか使い心地が良い。
出発ロビーで待つこと1時間、本当に長い。
予定されていた便は他の西安行き便をしりめに大丈夫、
30分遅れぐらいで出発することになった。
他の便の人には悪いような気もしたが・・・
航空会社が違うようであった。
飛行機の席は1番窓側だった。
しかし空は曇りで下界は見えず。
2時間ほどで西安に着く。
西安の空港には黒板に何か書いてあった。
残念ながら内容を理解できなかった。
しかし文字は大変上手である。
思わず黒板の字を写真に撮った。
中国の人は、字に長けている人が多いようだ。
■西安
西安の空港には西安のガイドさんが迎えにきてくれていた。
漢民族出身の方とのこと。
多くの時間空港で飛行機を待ったとのこと。
こちらも北京で出発まで待った。
西安待っておられたガイドさんはさぞかし大変だっただろうと思った。
一生懸命いろいろと説明してくださる。
空港からホテルまで車は飛ばす。
高速道路ではないが飛ばす、飛ばす。
もう少しゆっくり走ってくれればいいのにと思った。
車からの景色は一面、麦畑に見えた。
西安の空港からホテルに向かう途中の河(黄河の支流)のところで中国のガイドさん の説明。
当時の長安から西に30キロのところにある河のところまで、唐代は、西域地方へ行く人を見送る習慣があった。
そこで詠まれた詩 この歌は別れ(友を送る)の詩として日本でも有名。
送元二使安西 げんじの あんせいに つかいするを おくる 王維
渭城朝雨潤軽塵 いじょうの ちょうう けいじんを うるおす
客舎青青柳色新 かくしゃ せいせい りゅうしょく あらたなり
勧君更尽一杯酒 きみにすすめる さらにつくせ いっぱいのさけ
西出陽関無故人 にしのかた ようかんを いでなば こじんなからん
ホテルにつくまえにかなり古いレストラン(と思う) 「西安人民大厦」にて食事となった。
食事する前に外は暗くなっていた。
食事する前のバスから見た街は露店がいっぱい出ている。
チョット小さい時の田舎の想い出と交錯した。
確かに小学校に入る前の家の近くの様子に何んとなく似ている。
料理は何んとなくおいしそうに見えたが、飛行機の中でも食べており食べられなかった。
頼んで出てきたビールは、あまり冷えていなく、ビンの底には土が着いていた。
日本との違いを感じる。
ビールは、多分、青島ビール、アルコール度は日本のビールに比べ低く、甘みがあり結構おいしい。
ギョウザが中国にきて初めてでた。
しょう油、らー油はなくギョウザの中に味が入っているみたい。
西安の味も全般的に薄い(しょっぱくない)。
西安・北京ともに暑いわりには、湿気が少なく木陰に入れば涼しい。
それが、料理のあっさりした味のひとつの要因になっているのかも知れない。
西安のホテル(皇城賓館:JALホテル)も立派。
本当に立派で見事にホテルの周りの様子とは別世界。
ガイドさんから、ホテルに着くと何度もお話があった。
「夜は危ないことが有るので外にでないように、朝も一人でホテルの外にでないように」
朝の散歩ができないのは残念であった。