93/6/6 出発 北京   
出発前   
中国を旅行したいと思ったのは、最近興味を持っている「四書五経」の国であること。
「東洋思想の発祥の地」であること。
永い歴史に培われた何ともいえない重みがあると感じる。
ながい歴史において日本の先生。
お手本となった国であり興味があったからである。

8:00頃自宅を出発する。
少し歩きはじめ、役場ぐらいまで行くとパラパラと雨が降ってきた。
先が思いやられたが、傘を差し、東海駅まで行く。
勝田にて特急に乗換え上野に到着。
雨は上がっていた。
京成スカイライナーの駅は初めてだったので、まず駅を確認した。
すぐにわかった。
ヨドバシカメラにてフィルムを購入する。
スカイライナー出発まで時間があったので上野公園を歩く。
書道展でもやっていればと思って歩いてみたが、
やっておらず国立西洋美術館の常設物を観る。
上野公園は思ったより外国人が少なかった。
少なくなったのは、取締りが厳しくなったせいか?  
おまわりさんが結構いた。  
11:30位、京成スカイライナーにて成田に向かう     
全席指定。
空いており快適に1時間位で「成田第2ターミナルビル駅」に到着。
集合場所のHカウンターはすぐにわかった。 
集合時間まで少し時間がありでカウンター近くのイスで待つ。
ツアーで旅行するのは初めてで、
どのような人と一緒に行くのか、また何人で行くのかわからない。
待っている間は何んとなく楽しい感じがした。 
12:55、新東京(成田)国際空港

第2旅客ターミナルビル3階Hカウンターに集合。
ツアーで種々とお世話になった添乗員のSさんに会う。
出入国カードをSさんのものをサンプルにして作成。
団体ビザのためか、アメリカに行ったときのような面倒さは全然なかった。
ツアーの手続はすぐに終わる。
13:50まで自由。 
東海の自宅に無事成田に着いたことを電話した。
お腹も何んとなく空いてきていたので空港のレストランにて昼食。
食べた後、時間があり少しぶらぶらした。
荷物が重いし、特に買いたいものも無くタバコを2箱買う。
時間まで指定された場所近くのイスで、持参していた本を読んで集合時間を待った。
13:50頃ツアーメンバーが集合。
一緒に行く人が何んとなくわかった。
登場手続を行い(パスポートチェックと機内持込み手荷物のチェック)出発ロビーに向かう。
免税店での買物も無いため、ひとりで先に出発ロビーに向かう自動の移動バスに乗る。
14:55、成田より中国民航 CA-926(ジャンボ)にて出発。
座席は通路側。
となりは新婚さんだったので北京まで本を読んでいった。
18:00(北京時間:日本と1時間の時差がある。
日本では19:00)頃、無事、北京首都空港に到着する。 
北京首都空港は、成田空港と比べかなり地味な感じを受けた。
ツアーで一緒の人の荷物が到着するのを待ち、北京空港での入国検査を受ける。
団体ビザのためかパスホートを見せるだけでパスする。
空港の待合室には、中国北京のガイドさんが待っていてくれた。
マイクロバスにて、レストランに向かう。
泊まったホテルとは別のホテルのレストランでの食事となる。
途中、日が沈みかけている北京郊外の街並みをガイドさんの説明を聞きながら見る。
日本とは違った光景が刺激的に目に入る。 
2000年にオリンピックを北京でやりたいとのこと。
「BEIJNG 2000」のと書かれた光景が目に入る。

レストランの食事は、どういう料理なのか良くはわからなかった。
機内食も食べた後であり余り食欲もなく、少し食べたが味はあっさりしていた。
日本の中華料理と異なり、皿が1枚しかでず、同じ皿でなんでも食べる。
食器は何度も使ったものらしく、瀬戸物の食器が欠けている。
日本との文化・習慣の違いを感じる。
物を大切にするのか、物が足りないのかどうしてかわからない。
おしぼりがでるのは日本だけか?  
中国は水が少ないせいか?
中国の水はそのまま飲むとお腹をこわすとのこと。
夜、街中をマイクロバスで、ホテル京倫飯店に到着する。
街中は22:00頃にもかかわらず多くの人が歩いている。
全般的に街中は暗い。
予想していたように自転車が多い。
自転車は暗いにもかかわらず皆「無燈火」である。
びっくりさせられる。
ツアーで同行した方の話によれば、
文化大革命のときに「少しでも人々の消費エネルギーを減らそう」ということで、
自転車は「無燈火」になったとのこと。
消費エネルギーが少なければ、ご飯も少ししか食べなくてすむわけで納得できる。
バス(2連結バス)の車内は多くの人が乗っているが、
無燈火に近い明るさのようだ。
ホテルはとても立派である。
明日の予定が添乗員のSさんから話があり部屋に入る。
お風呂に入り東海にはがきを書く。  
家族への手紙
無事北京のホテルにつきました。
少し日本と違うようです。
時差が少なくニューヨークに行ったときよりは、楽みたいです。
一緒の人は11人です。 
子供はいませんでした。まずは連絡まで。
お母さんのいうことを良く聞いてください。
北京にて