93/6/9 中国陝西省西安 兵馬俑(へいばよう)
西安北東30kmの驪山北側(臨潼区)
世界遺産
兵馬傭は、以前池袋で見たことがあった。
あの時は近くで見たので大きく見えた。
今日は少し離れた上のほうから見たせいか、少し小さく見えた。
発掘している人、
発掘したものを修復している途中の物が見られた。
修復前の土の中に見える兵馬傭のかけらは、
修復したもの以上の迫力で迫ってくるものがある。
秦始皇兵馬傭坑博物館
秦始皇陵の東10kmで発見された、
巨大な陶傭坑。
傭とは、古代中国で殉死者の代わりに埋葬された人形のこと。
始皇陵を護衛するために造られた大地下軍隊。
現在も発掘中だが、
8,000体にのぼる規模と推定されている。
軍団は、最前列に1列72人の兵士が3列横隊をなす。
その後に横40人の歩兵、騎兵、戦車などがつづいている。
兵士は身長178〜187cm、
鎧甲に見を固め、弓、剣、矛、弩(石ゆみ)などの武器を持っている。
1体ごとに表情が異なり、
人馬とも今にも動きだしそうに写実的である。
坑の発掘部分は建物でおおわれ
博物館として公開されている。
兵馬傭は、秦始皇帝の権力の大きさを示すもの。
現在の日本人では考えられないもののような気がする。