09御薬園。 福島県会津若松市花春町。
御薬園入り口。
案内図。
名勝 会津松平氏庭園。
1972年10月19日指定。
旧会津藩主松平氏の別荘。
もと藩の薬園のあったことから
「御薬園」の名で親しまれている。
庭園の築造年月は明らかでない。
江戸時代中期の作庭手法をよく伝えている。
中央に池を広くとり、
中島をおき茶亭を設けて楽寿亭と称する。
池の奥、右に男滝、左に女滝がある。
後方に低い築山を設けて、
東山連峯の風景を豊かにとり入れた。
また、石敷路をたどって、
池畔をめぐる風致も変化に富んでいる。
江戸時代の大名庭の形式による山水庭として優れた庭園。
文化財保護法による名勝として保護されている。
文化財保護委員会 財団法人会津保松会による。
位置 会津若松市花春町。
面積 5100坪。
◆沿革
1432年頃。創設。
1660年頃。薬園設置。
1790年頃。 籍田設定。
1932年10月19日。 文部省文化財指定。
1953年10月11日以降。公開。
◆現状
名勝 会津松平氏庭園 遠州好大名庭型廻遊舟遊式。
◆薬用植物園
薬用樹木。 草木数百種(1965年記)
財団法人 会津若松市刊行公社による。