「水戸駅構内に爆弾投下」   
市原毅 75歳 水戸市在住。

昭和20年8月2日、
米軍の水戸大空襲があった。
B29が161機飛来してきて、
焼夷弾と爆弾が投下された。
輸送機関の拠点である
水戸駅構内に集中的に落とされ、
一瞬のうちに火の海と化した。
機関区には爆弾が投下された。
2本の線路が、
枕木が付いたまま空中にフワリと舞い上がり、
同時に建物や貨車なども空に舞った。
怖さを忘れ、
まるで映画でも見ているようだった。