●むすび
「空襲体験の絵」展示会が構想されてから早くも10ヶ月余りが経ちました。
立案当時の社会はきな臭い空気が漂っていましたが、
平穏な生活を送っていました。
展示会開催日が茨城朝日に掲載(平成14年9月4日)されてから一週間後、
米国・ニューヨークでいわゆる《9・11》テロが発生、
世界が騒然となったことは皆さんご存知のことです。
私たちの展示会は平成14年10月8日〜12日に開催され、
日本における空襲の実態が、
体験者本人によって描かれ、多くの人々に強い感銘を与えました。
平成15年3月20日、米・英国はイラク戦争開戦を通告、
以後、米・英軍は空爆を重ね、4月5日バグダッドに突入。
その後の空爆の状況はTV、新聞で報道されています。
世界各地で「戦争反対」デモが行われ、
日本でも若い人々が参加してデモが行われました。
私たちの「空襲体験の絵」展示会は今後も続け
「空爆体験を描く会」を全国各地で立ち上げて行きたいものです。
すでに同様な会がある地区もあることでしよう。
宜しければ 〒310-0913 水戸市見川町2563-495 
空襲体験を描く会代表・松永朔郎にご連絡下さい。
衆知を集めましょう。
「空襲体験の絵」は高齢者のみしか描けません。
年月とともに空襲体験者は減っていきます。
空襲体験の絵は次代の人々への貴重な資料です。
次代の人々が21世紀から戦争を絶滅できるよう、
衆知を集めて活躍されることを祈ります。
「ここに紹介した空襲体験の絵は、水戸市に寄贈しました。
水戸市では、
広島市への平和大使の派遣、水戸空襲展の開催等を行っています。
寄贈した絵は平和事業の資料として、
広く活用されることに成っています」
2003年5月10日現在。