頼三樹三郎 頼山陽の三男
会津訪秋琴老居士掛先君  三樹頼醇

嘗送居士詩因韻賦呈

旧誼誰知三世深  きゅうぎ だれか しらん 
天涯此処視君琴  てんがい ここに きみがことをみる
立談休道交情浅  りつだん いうをやすめよ こうじょうあさし
亦似娥洋千古心  またにる がよう せんこのこころ
  

P21会津史談第68号

送秋琴帰会津 頼山陽 あきことの あいづに かえるをおくる
相偶娥洋楽意深  あいぐう がよう らくい ふかし
阿兄能画弟能琴  あけいは がをよくし おとうとは ことをよくす
千山万水離程遠  せんさん まんすい りてい とおし
亦是徽中筆底心  また これ きちゅう ひつていのこころ

P21会津史談第68号