●チューリップのルーツ。
チューリップの故郷。
地中海沿岸から中国の西南部にかけた一帯。
原種は、ふだん見るチューリップとはほど遠く地味で小ぶり。
トルコのでは、チューリップを庭園に植え観賞用に改良。
16世紀。∃−ロッパヘ球根が伝わる。
17世紀。オランダでチューリップブーム。
オランダで品種改良が進む。
世界最大のチューリップ生産国となる。
●チューリップの名前の由来。
16世紀。トルコに駐在していた神聖ローマ帝国の大使。
チューリップを見て「何の花か」とたずねた。
トルコ人は、頭のターバンを指し、
「チュリパ(ターバン)のような形だ」と答えた。
大使はそれを名前と思った。
チューリップの語源になった。
●チューリップの花言葉。
赤「恋の告白」
ピンク「愛の芽生え」
紫「永遠の愛』
黄色「望みなき愛」
白「失恋」
●むかし、ペルシャ人は求婚する際に真っ赤なチューリップを贈った。
赤い花びらの付け根の黒さのように
「私の胸が恋心で焼け焦げている」という意味をこめた。
●日本にやってきたチューリップ は薬草の仲間。
1863年。チューリツプが日本にくる。
上流階級の人々・外国人によって鑑賞される。
大正時代。本格的に栽培。
労働者の1日の賃金が10銭〜20銭の時代。
チューリップの切花は1本5銭。
新潟や富山で米の裏作として栽培された。
●新しい品種は 20年以上かけて誕生。
チューリップは球根で繁殖。
タネから育てることもできる。
タネの場合、人工的に交配することで
新しい品種が生まれる。
花が咲くまでに5〜6年かかる。
新しい品種として認められるのは
何万球のうちの1球。
商品となる球根・数を増やすのに15年以上かかる。
●なぜ、つみ取るの。
球根を大きくするため咲いた花をすぐつみ取る。
開花後、花をいつまでも残しておくと、
花はタネを作ろうとするため養分を取り、
球根が大きくならない。
養分が花に取られないよう、咲いた花をつみとる。
小冊子 「チューリップワールド」記載記事を参考に作成